稚内大谷が春の甲子園21世紀枠候補に〝初出場〟へ前進 選考委員会が1月27日に3校選出
来春の第95回記念選抜高校野球大会(春の甲子園)の出場権となる21世紀枠推薦候補9校が9日に発表され、北海道からの推薦校は稚内大谷に決まった。この吉報に野球部員や関係者をはじめ、OB、地域住民などが胸を高鳴らせた。発表後、野球部の本間敬三監督、岡田悠太郎部長、髙橋大空主将の3人が記者会見。目標の「甲子園」初出場に1歩近づいたことを喜んだ。来年1月27日の選考委員会で甲子園に出場する3校が最終決定する。
稚内大谷は1969年創部。今秋の道大会では、初戦で立命館慶祥に延長10回に及ぶ熱戦の末、7対8で惜敗。学業と野球部活動の両立、困難な野球環境を克服しながら実績を残していること、地域の小中学校野球活動への協力、継続している地域貢献など様々な取組みが評価され、候補校9校の枠に入った。 冬は降雪などの影響で、例年だと約6か月もグランドに立てない厳しい気象条件。日本最北端に位置し、練習試合を行うにも長時間に亘る移動や経費がかかるなどの困難な環境のなかで活動。
こうした困難を乗り越えながら、選手達は前向きに活動。1980年、81年、93年には北北海道大会決勝まで進んだが、いずれもサヨナラ負けし、甲子園にあと1歩届かず。02年は第75回記念選抜大会の21世紀枠候補に選ばれたが落選。近年では16年秋と17年春の道大会でベスト4、21年夏の北北海道大会では、道大会春夏秋3季通じて計50勝を果たし、ベスト8の成績を残したが、甲子園出場を果たすことが叶わず多くのOBが涙をのんだ。 82年から春の交通安全運動キャンペーン駅伝走、86年から独居老人除雪ボランティアなどの地域貢献にも積極的に取組む。地域に根差した活動も推薦理由の1つに。
記者会見で、本間監督は「非常に光栄。創部から50数年が経つがOBをはじめ、現役の部員達が真面目に頑張っていれば嬉しいこともあるという思い」。髙橋主将は「この学校を選んだ理由は甲子園出場を目指していたから。その目標に第1歩踏み出せたという嬉しい気持ちがある」と推薦校に選ばれ、喜びのコメント。推薦校による出場3校の発表まで約1か月間あるが、髙橋主将は「日常生活をいつも以上に大切にしながら、野球に繋げたい」とし、秋の全道は失策が多かったため、基本などを重点的に行いながら、守備力強化を図って良い報告を待ちたいとした。 本間監督は、部員達に「浮足立つことなく吉報を待とう」と呼びかけたほか、冬期間の練習は例年よりも実戦形式を多くして備えたいと述べた。
道内で唯一、甲子園出場がない稚内大谷が属する名寄支部。多くの人達が運命の日となる来月27日の発表に注目しており、初の甲子園出場に向けて期待が高まっている。
(原拓弥)
Web掲載日2022年12月12日
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