仲間の絆深め合う「へっちゃＬＡＮＤ2022」

【名寄市】

野外体験・学習事業「へっちゃＬＡＮＤ2022」が、26日から28日まで2泊3日の日程で、なよろ健康の森内にある「トムテ文化の森キャンプ場」を拠点に開かれ、子どもたちが力を合わせ、自然の中での生活を満喫した。

へっちゃＬＡＮＤは、同実行委員会（委員長・岸小夜子名寄市教育長）の主催。市内の児童たちが、さまざまな自然体験や集団生活を通じて、仲間との協調性や最後までやり抜く力を育成することなどを目的に掲げる。

コロナ禍を受けて昨年、一昨年と中止されたため、3年ぶりに開催。また、例年は3泊4日の日程としているが、今年は1日短縮した他、宿泊するテントを1人1張りとするなど、感染予防に配慮した。

今年は、市内の小学4年生から中学1年生まで10人が参加。市公民館職員が運営スタッフを務めた他、名寄市子ども会育成連合会、道北自然観察指導員会、北国博物館、なよろ市立天文台、名寄振興公社が学習・生活協力者としてサポート。また、高校生1人がボランティアスタッフとしてへっちゃＬＡＮＤを支えた。

初日は結団式でスタートし、自己紹介や危険な場所などを確認。昼食は、焼きそばやポトフ、夕食はカレーライスを協力して調理。飯ごうでご飯を炊くなど作業し、できたてを笑顔で味わった。

その後、健康の森内の散策や夜は天文台で星空観測などを楽しんだ。

2日目は九度山（標高673・6m）登山。冬場はピヤシリスキー場として利用されている山だが、夏場は第3ペアリフトの降り場付近を終点とする約2・5㎞の登山道が整備されている。

心地良い汗を流すとともに、美しい眺めを楽しんだ後は、最終日の川遊びで履くためのわらじ作り。夜はキャンプファイヤーで盛り上がった。

最終日は、ピヤシリ川での釣りを楽しむなど、子どもたちは一夏の想い出をつくるとともに、仲間の絆を深めた。

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名寄新聞7月30日付掲載　Web掲載日8月8日

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