市立病院の診療体制が逼迫　市内コロナ患者が急増で

名寄市議会市民福祉常任委員会（高野美枝子委員長）が、18日午後1時半から市役所名寄庁舎で開かれ、市立総合病院事務部が新型コロナウイルスの市内感染状況などを報告した。

同事務部によると、感染者が今月だけで500人を超えており、コロナ病床で一日平均10床程度の入院を受け入れて対応しているとした。一方で、重症度は高くないとしている。

全国的な第7波の影響が大きく、同病院発熱外来でも7月中旬以降から受診者が急増し、7月25日の一日受診人数が88人となった。以降も、土日祝日を除いた平日は一日約20人から30人程度が受診しており、診療体制が非常に逼迫（ひっぱく）している。

このため、8月からは受診人数を制限。小児については制限していないが、一般は30人（重症度によって対応は異なる）としている。

8月に入ってからの受診人数推移では、休診となる土日の積み上げによって月曜日が多くなっており、1日が71人、8日が55人、15日が60人。検査結果による陽性率は約7割で、家族感染が多い。

受診者が多いため、現在は名寄東病院、士別市立病院の協力を得ながら対応している状況だ。