迫力ある行進など披露、陸上自衛隊名寄駐屯地創立70周年で市中パレード
【名寄】
陸上自衛隊名寄駐屯地(藤田明大司令)の創立70周年市中パレードが、4日午前10時半から西3条通で行われ、多くの市民が沿道に集まり、同駐屯地に配備、装備されている特殊車両や隊員の訓練成果などを見て駐屯地への理解を深めた。
名寄駐屯地は1953年、美幌と宇都宮からの部隊駐移駐によって正式にスタート。以来、日本最北端の防衛を担うとともに、国際貢献活動や国内各地での災害派遣、自治体の各種行事、ボランティア活動など、70年間の長きにわたって地域と共に歩み、現在に至っている。
市中パレードは創立70周年の記念事業として実施。西3条通の南5丁目と南6丁目間をメイン会場に行われ、あいにくの雨となったが、一目見ようと多くの市民が沿道に集まった。
最初は隊員による格闘演舞。銃やナイフなどの武器を持って襲ってくる相手を素早い身のこなしでかわし、武器を奪って相手を倒すなど訓練成果を披露。市民から大きな拍手が送られていた。
続いてのオートバイドリルでは、息の合った巧みなハンドリングなどによる華麗な走行や、迫力あるバイクジャンプで会場を盛り上げていた。
メインとなる自衛隊車両による観閲行進では、装輪装甲車などの車両が豪音を響かせながら隊列を組み、市民の前を次々に走行して迫力ある行進を披露した。
また、南広場会場に広報写真展や装備品展示ブースなどが設けられた他、駐屯地音楽隊と朔北太鼓による演奏。
旧豊西小学校会場では整備部隊による車両の回収、火砲による射撃訓練、16式機動戦闘車による装甲車両の警護などの訓練が見学できる「名寄クルーズ2023」が行われ、市民たちが自衛隊への理解、関心を深めていた。



名寄新聞2023年6月6日 掲載 Web掲載日2023年6月12日
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