馬と過ごした幼少期の思い出
今回は、2018年に名寄市在住の北出幸一さん(当時75歳)から寄せられた馬との思い出を紹介させていただきます。
以下、北出さんの思い出です。
ハナちゃん(ドサンコ)の優しい顔を見ていると、昔、我が家で飼っていた、愛馬「鹿毛」を思い出す。
牝馬で小柄だったが、毎年繁殖し、春に子馬が牧草畑を駆け回る姿、裸馬に乗って走り回ったことなどが懐かしい。
父は冬になるとカラマツを伐採し、鹿毛にひかせて道路まで集材して、根元の太くて曲がりのある部分は4尺5寸(約1.5m)に切り、電柱(木柱)の根太として、素性の良い部分は、6尺(約1.8m)と9尺(2.7m)に切って、坑木(炭鉱)の構内の支柱として出荷販売していた。冬期間の生活費に充てられたのだろうか。
父は馬をとても大切にしていた。農耕した後、運搬した後の鹿毛を手入れ。私も小学生の頃から父に誘われ、鹿毛のブラシかけを手伝った。小さい私は腹回りや、足をブラッシング。早く家に戻りたくて、一生懸命した。父はたてがみ、前髪、尻尾に金串を念入りに入れていた。
幼少の頃を思い出させてくれて、ハナちゃんありがとう。
<今回は名寄新聞の2018年10月31日付掲載記事を基に再構成しました>
馬に関する思い出を募集します。ちょっとした出来事でも歓迎します。氏名、住所、年齢、連絡先、馬との思い出などをご記入の上、メール(komine@nayoro-np.com)でお寄せください。読者の皆さんと馬の魅力を振り返ることができたら幸いです。
(筆者・下川支局の小峰が馬を飼う理由、この連載の趣旨についてはこちら)
https://dohoku.net/09e42b5952b546bcb07c6a48bda01c7b
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