食事で気を付けたい塩分摂取について
名寄市立総合病院栄養科管理栄養士・心不全療養指導士 高橋春美
病院の管理栄養士は入院中の患者さんに対して疾患に合わせた食事を提供する他、食欲がない患者さんへ嗜好や病状に合わせて食事の工夫をする等の給食管理と、入院中の栄養状態を定期的に評価し栄養が不足していないかをみる栄養管理や栄養・食事指導を担当しています。
心不全になると塩分制限が必要なのはなぜ?
心不全になったとき「塩分を控えてください」と言われる理由から説明します。普段の食事には、食塩が含まれています。食塩の主な構成要素はナトリウムというミネラルの一種です。ミネラルと聞くと「体に良いもの」という印象があるかもしれませんが、心臓病の方は十分に注意が必要です。ナトリウムは、人の体内では濃度を保つために水分調整に関わっており、普段は一定の濃度に保たれています。塩分の摂りすぎなどでナトリウムの量が増えると人の身体では水分量を増やし、濃度を下げるように働きます。
つまり、日常的に塩分の多い食事をとっていると、血液量が増えることになります。心臓は血液を押し出すポンプの役割をしていますから、血液量が増えると、当然心臓の負担も増すという仕組みです。心臓に何らかの疾患を持っている場合、できるだけ心臓の負担を軽くする必要があるため、塩分の多い食事は控えてくださいと指導することが多いのです。
令和元年の国民健康・栄養調査では男性は1日に10.9g、女性は1日に9.3gの塩分を摂取していると言われています。しかし、心不全と診断された患者さんは塩分を1日6g以下に制限することが望ましいとされていますので、普段から減塩を意識することが重要です。
主な食品の塩分量と減塩のコツ
続いて、普段の食事で塩分を控えたい場合、どのようなところに気をつけるべきか6つのポイントを挙げて説明します。
▽だしの風味を活かし、調味料を減らす
▽調味料は「かける」より「つける」を意識する
▽加工食品、インスタント食品は控える
▽ラーメンのスープは飲まない
▽旬の食材を使う
▽酢やレモンなど酸味で物足りなさをカバーする
この6つが普段の食事で意識して欲しいポイントです。特にコンビニやスーパーの惣菜などは濃いめの味付けがされていることが多いため、注意が必要です。とはいえ、最近のコンビニの商品には塩分や糖質の分量がわかりやすく記載されているものもありますので、普段から意識してチェックするように心がけましょう。しかし、普段から濃い味付けに慣れている場合、自分自身の食事が濃い味付けである自覚がないかもしれません。
以下に食品の塩分量を記載しますので、ご自身が食べている食品や料理がどの程度の塩分量なのか確かめてみましょう。
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