8歳の誕生日を迎えたハナの冒険
物語は2020年春、新型コロナウイルス感染症が日本国内で拡大した時期に突入。コロナ禍は身近な「暮らし」を見つめ直す機会になったといえる。
下川町内で筆者の飼う北海道和種馬のハナは【積雪の多い冬】を、除雪したコースでそりを引きながら歩いたり、調馬策という長い紐を使い、調教を兼ねての円運動で日々、トレーニングを重ね、下川町や名寄市のツアーの方々、個人の希望者へ、乗馬体験も提供するなどしながら過ごした。
2020年は雪解けが早く、3月22日には乗馬で国道を走り、少しずつ外乗を開始。3月29日にはハナに乗って、自転車に乗った妻や地元の友人4人と、町内郊外の三の橋・二の橋を走り、雪解けが進む自然を楽しんだ。
だが、それ以降は新型コロナウイルス感染予防の観点から、みんなで集まって走るのは自粛。個々で散歩を楽しむ一年になりそう。
春から積雪時期まで放牧する「広い牧草地」の柵も張り直し、4月中旬には冬用の放牧地から、ハナを移動した。
ハナは4月15日に誕生日を迎え、8歳になった。リンゴを与えて祝福し、ハナに乗って自転車に乗った妻と、二の橋の林まで走った。
雪解け水でできた滝が流れ、ミズバショウが群生する自然を満喫し、ハナも群生するササをおいしそうに味わった。
<今回は名寄新聞の2020年4月21日付掲載記事を基に再構成しました>
馬に関する思い出を募集します。ちょっとした出来事でも歓迎します。氏名、住所、年齢、連絡先、馬との思い出などをご記入の上、メール(komine@nayoro-np.com)でお寄せください。読者の皆さんと馬の魅力を振り返ることができたら幸いです。
(筆者・下川支局の小峰が馬を飼う理由、この連載の趣旨についてはこちら)
https://dohoku.net/09e42b5952b546bcb07c6a48bda01c7b
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