1967(昭和42)年6月29日付掲載 踏切 総点検を実施 事故対策の基本資料に 4月以降 すでに2人が死亡
名寄警察署は、交通事故の中でも大きな犠牲を伴う踏切事故に対処するため、1967年(昭和42年)6月27日から管内踏切の総点検に乗り出した。
同署管内には国鉄の宗谷本線、名寄本線、深名線があり、踏切も108カ所を数える。その踏切の大半が警報機の付いていない第4種と呼ばれる無人踏切だった。
このため、いったん停止や左右確認が不適当で列車にはねられる事故がたびたび起きていた。
記者からの一言
踏切には第1種から第4種まであり、第1種は遮断機と警報機が設置、第2種は一定時間に限って踏切保安係員が遮断機を操作、第3種は警報機と警標が設置、第4種は警標のみ設置で列車の接近を知らせる装置はない。
現在は大半の踏切が第1種となっており、踏切事故は少なくなっている。第2種は現存せず、第3種も少ない。第4種は交通量がほとんどない道路に設置されているのみである。
Web掲載日2023年6月29日
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