ホンダのスーパーカブ(50㏄)に乗り、沖縄県から北海道まで日本一周旅を行っている「たぴこ」さん(25)が、6日に本社を訪れ、旅の目的や得意のウクレレ弾き語りを聴かせてくれた。
たぴこさんは、今年6月15日に沖縄県を出発。カブに乗り、テント生活を行いながら、長崎、佐賀、福岡を経て、山口、島根など日本海側を北上。富山、岐阜、長野、群馬、新潟、山形、青森などを経て、8月13日に函館入り。
函館、富良野、美瑛、旭川、稚内などを経て、6日に名寄入り。旅の様子は「Instagram」「Twitter」「TikTok」などのSNSを通じて配信。フォロワー(登録者)も急増している注目の旅人。
たぴこさんは1997年9月8日、高知県の生まれ。沖縄県名護市在住。学生時代から国内でのヒッチハイク旅や、バックパッカーとしてヨーロッパ、東南アジアなど世界を又に旅している。
今回のカブ旅を始めるきっかけで、「バイクに興味を持ったのは、『水曜どうでしょう』のベトナム縦断編を見て、バイク旅って楽しそうと思った。学生時代にヒッチハイクで旅した際、長距離トラックの運転手が、『バイクで北海道を走るのが気持ちいいんだよ』という言葉が忘れられず、いつかバイクで北海道を走りたいと思った」と話す。
初めは、北海道だけの旅を計画していたとのこと。「名護のシェアハウス管理人で、カブで日本を3周した経験のある人に計画を話したところ、1年目の旅で使ったカブを譲ってくれると言ってくれた。そのカブは長崎県の壱岐島にあることのと。どうせ壱岐から北海道へ行くのなら、日本を一周して帰ってこようと思った」。
しかし、バイクを運転した経験はなく、「壱岐で5日ほどバイクの練習をしてスタートした。20㎏の荷物を積んだカブは重くて移動できず、本当に日本一周できるのかなと初めて不安になった」という。
旅のお供は今年4月から始めたというウクレレ。5月にはウクレレを演奏しながら歌えるまでに上達。今回の旅では、旅先で出会った、音楽を趣味とするさまざまな人とのコラボ演奏を楽しんでいるという。
一人旅の醍醐味(だいごみ)は各地での人との出会い。「コンビニなどに立ち寄ると、いろんな人が気さくに話しかけてくれ、とてもうれしい。新潟では余命1年というおじさんとの出会いが印象的。おじさんは昔からバイクで日本を旅していたが、最後に日本をゆっくり見て回ろうと、歩きと電車で旅をしている人。いろいろと考えさせられた」。
道内の思い出に残る風景は稚内宗谷岬とのこと。「宗谷岬に到着し、そのまま駐車場でキャンプし、夜もシカがたくさん来てかわいい。朝は海の色と空の色のグラデーションが最高。夕陽もすてき。海がツルツルして見えて、『ここは天国だ』と思った。宗谷岬は全ての旅人が目指す場所。ロマンが詰まっている場所」と話す。
現在は道東方面を漫遊中で、今月20日過ぎごろに北海道から青森へと渡り、沖縄を目指す。たぴこさんは「来年は桜前線を追って、再び北海道を訪れたい」と笑顔で話す。
名寄新聞9月10日付掲載 Web掲載日9月12日
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