北門神社本殿前に「茅の輪」 厄疫消除の1年に 安全願い木札の頒布も
北門神社では1日、くぐると無病息災の御利益があるとされる「茅の輪」を本殿前に設置。今年は茅の輪をくぐった人などに「災厄消除」の願いを込め、新たに小さい木札を頒布している。
茅の輪は心身を清めて厄災を払い、無病息災を祈願する夏越の祓を象徴。同神社では、山本泰照宮司が15年ほど前から本殿前に、6月1日から30日まで設置している。
設置初日は好天とあって、早朝から市民などが神社を訪れ、参拝の際に茅の輪をくぐるなどしていた。毎月1日にお参りに来ている市内在住の女性は「茅の輪をくぐることで気持ちが清々しくなります」と述べた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年、21年は7月の例大祭の規模縮小が余儀なくされた。昨年は神輿渡御で車両で市内を巡ったが、一部の場所で担ぎ、祭りに華を添えた。今年は4年ぶりに平時の状態に戻す予定で、準備を進めていきたいとしている。
3年以上に及んだ新型コロナに伴う制限も5類移行で既に無くなり、市内では国内外から観光客が来訪するなどし、地域経済再生への期待が寄せられている。山本宮司は「今年は厄疫消除。新型コロナは5類に移行したが風邪などを含め流行が懸念される。今年に入りもう6月。下半期も安全に過ごして頂きたい」と述べた。
木札は、神社の社務所などで1000円で頒布している。
(梅津眞二)

Web掲載日2023年6月5日
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