もち米に理解深める、中名寄小学校で施設見学会

中名寄小学校（早坂昌俊校長、児童14人）の施設見学が、26日午前10時から行われ、市内曙にあるＪＡ道北なよろ玄米バラ集出荷施設と上川ライスターミナル名寄工場を訪れた。

食育教育の一環としての見学会。同集出荷施設を訪れた児童たちは、担当職員から名寄のもち米について、作付面積は日本一であることや、伊勢の赤福餅など全国で使用されていること。玄米の乾燥工程や米の仕分け工程について、施設内を見学しながら理解を深めた。

「ゆきわらべ雪中蔵」も見学。同雪中蔵は、春先の雪を夏まで貯蔵し、その雪の冷熱を利用し玄米を低温で保管するという貯蔵施設。施設内は真夏でも気温が5度に保たれ、「はくちょうもち」「風の子もち」の2種類のもち米玄米1020㎏（17俵分）を1袋に、最高3000袋が保管できることなどを学んだ。

児童からは「施設では何人働いているの」「保管されている、はくちょうもちと風の子もちの割合は」などと質問も飛び、名寄の基幹産業の農業に理解を深めていた。