馬ふんは土壌軟らかくする宝
今回は馬ふんと積雪シーズンの愛馬との日々の話。筆者が下川町内で北海道和種馬(ドサンコ)を飼い始めて2年目の冬(2017年1~2月)を迎えたころの話である。
極寒と降雪に見舞われる下川町の冬、愛馬の世話や運動に費やす時間も増える。夏場は毎日午前6時に愛馬と運動しているのだが、積雪シーズンは時間をずらして午前7時半ぐらいから開始。雪が降り積もったときは、運動場所の除雪から始まる。雪が多い時は除雪で1、2時間かかることもある。
除雪した限られた空間で、愛馬と調馬策運動(円運動)、乗り運動(乗馬)をして、がっちり走らせている。運動不足になりがちな積雪シーズンなので念入りに行っている。
極寒の中では、手足の指、耳が痛くなり、感覚を失いそうになる。まるで我慢大会のような日々。マイナス20度以下になると鞍や頭絡の付け外し、愛馬のブラッシングなどの作業でさえ、つらいときがある。一方、愛馬はフカフカの冬毛をまとって、元気いっぱいだ。
積雪が多い時期、愛馬を厩舎付きの放牧地へ移している。その間、作業に厩舎の寝床掃除が加わる。
餌となる草も雪に埋め尽くされるので、人の手で乾草(牧草ロール)を与える。雪が降れば放牧地も除雪。午前と午後の2回、それらの作業を行っている。
積雪シーズンに愛馬と費やす時間は、1日3時間以上。多いときは5時間費やすこともあり、記者の仕事以外の時間のほとんどが愛馬との時間という日もある。
厩舎の寝床掃除で回収した馬ふんは、自宅菜園のたい肥として持ち帰っている。昨年(2016年)は自然農園に取り組む地元グループ、菜園を作る友人にも提供した。
馬ふんは軟らかく肥えた土壌をつくる「優良たい肥」となる。馬の咀しゃく(かんで細かにすること)が荒いので、無数の微生物と共に有機物を分解しきらず排出され、施用すると土の通気性・排水性・保水性・有用菌活動活発化・養分供給能力などの向上が期待でき、作物の生育を助ける。コロコロとした固形で、持ち運びも簡単。まさに「宝物」だ。
馬糞の活用はさらに深まっていくのだがそれはまたいずれの機会に話したい。
<今回は名寄新聞の2017年2月6日付掲載記事を基に再構成しました>
道北の求人情報
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
1級土木技術者
300,000円〜400,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
2級土木技術者
250,000円〜330,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(1級資格保持者)
300,000円〜380,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(2級資格保持者)
240,000円〜330,000円
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
大沼左官工業 株式会社
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
変形労働時間制
左官工
168,000円〜306,600円
名寄新聞を購読希望の方は
名寄新聞 購読料のご案内通信員募集のお知らせ道北ネット ビジネスデータ トップページに戻る