小学生バドミントン大会　上木湊都君が全道優勝 2年連続全国へ　気持ち切らさず接戦制す

稚内ラヴオールジュニア所属の上木湊都君（東小5年）は、11日に北ガスアリーナ札幌46で開かれた、なの花薬局カップ第41回北海道小学生バドミントン大会5年生以下男子シングルスで優勝の快挙。昨年、同大会の4年生以下男子シングルスでは3位入賞で全国出場を決めたが、今回は〝全道No.1〟を勝ち取り、2年連続で全国大会への切符を手にした。

今大会には、全道各地から37人が集結し、トーナメントで対戦。上木君は、昨年に3位入賞した実績でシードに入り、2回戦から登場。2～4回戦まで、いずれもセットカウント2対0のストレート勝ち。

準決勝では、昨年の大会で、同じく準決勝で敗れた釧根地区の選手と対戦。1セット目は19対21で惜しくも取られたが、2セット目は21対16で取り返した。最終の3セット目は、序盤はリードされながらも途中で巻き返すなど接戦を展開し、最終的に22対20で勝利。見事にリベンジを果たし、3位以上に与えられる全国出場権を掴んだ。

決勝戦は、昨年の大会で3位決定戦で勝利している十勝地区の選手と対戦。2セット目までセットカウント1対1と接戦を繰り広げたが、3セット目は粘り強く攻め抜いて21対19で勝利。最後まで気持ちを切らさず、これまでの練習の成果を発揮。自身初の全道優勝を掴み取った。 上木君は、大会を振り返り「今まで勝てることが出来なかった選手と対戦する機会もあったなか、全道優勝することが出来て嬉しい」と笑顔。左利きのため、持ち味はサウスポーから繰り出す「カット」や「ドロップ」などの多彩なショット。今回はこれらが上手く決まり、得点を重ねることが出来たと笑顔で語った。

今シーズンの目標に〝全国1勝〟を掲げる上木君は「全国大会まで、ショットが確実が打てるよう練習していきたい。ミスが少しでも無くなる努力もしながら、目標を達成したい」などと意気込む。その後も強豪に1つでも多く勝てるよう練習を重ねると決意を述べていた。

第31回全国小学生バドミントン大会は、12月23～27日に石川県で開かれる。　（原拓弥）

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