「わがまち」 コロナ禍を生き抜く 安心して通える場へ デイサービスセンター「あうん」
名寄新聞社通信員 金子
コロナ下のデイサービスを訪ねました。コロナの流行が繰り返される中、介護施設での生活の様子をうかがってきました。
訪問したのはデイサービスセンター「あうん」です。設立から12年になるこのデイサービスセンターは、利用者さんの定員が1日10名で、利用日は月曜日から金曜日までとなっています。一般住宅を改修しているため、家庭的でお年寄りにとっては落ち着いた、居心地の良い空間になっていて、定員が10名と少人数なため、きめ細やかな対応が可能な施設とのことです。通われている方の平均年齢は83才くらいで、介護度は2から3の方が多いそうです。
コロナ禍をどのように対処されて来られたかを聞いてみました。
緊急事態宣言などが出た時などは、数名の利用者さんがお休みされたということです。また職員さんの家族などにコロナの濃厚接触者が出た場合などは家族も休まねばならないため、職員さんが出てこられない状態にもなり、施設を休みとしなくてはならない時もあったそうです。
利用者さんの数に関してはコロナが流行中には少なからず影響も出ているそうで、コロナで新規の方が増えなかったりすると、やめる方や入院される方もいることから、比率的にはやはり普通の時よりも少なくなるという影響はありますとのことでした。
施設でのコロナ対応としてはマスクや手洗いの徹底はもちろんで、利用者さんの検温は一日に数回行い利用者さんの身体の状態にはとても気をつけているそうです。また、午前午後にはトイレ掃除を欠かさず、共用の手すりなども何回も除菌しているとのことでした。
コロナに気をつけながら、入浴は介護者のもとで、一人でのゆったりとした入浴ができ、体操をしたり、食事作りも利用者さんと一緒に準備したりする普通の生活が出来る場所になっているようです。
コロナが流行っている時にも、高齢で介護の必要な方の場合においては、本人さんにとってもご家族さんにとっても安心して通えるデイサービスは必要であり、今の高齢社会において大事な役割を担っているのだと思います。
「認知症対応型通所介護」 株式会社FOLLOW デイサービスセンターあうん 住所:名寄市西10条北1丁目74番地78 TEL:01654-2-0504
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