馬と遊んだ子ども頃を思い出した(名寄)
今回は2019年にお寄せいただいた思い出話を紹介します。
名寄市内在住の滝沢照子さん(2019年当時84歳)は、本企画の連載を読んで「子どもの頃の馬と遊んだ日々を思い出した」と話をしてくださった。
滝沢さんは子どもの頃、市内の家で馬を4頭飼っていて、一家そろって馬好き。滝沢さんも飼い葉を与え、裸馬(鞍なし)で乗って遊んだらしい。
エピソードの一つに「馬は私を乗せたまま家を離れていくと、前脚を上げて落とそうとし、手綱を持っているから落ちないことを知ると、後脚を上げて前へ下げて、落とそうとした。私は落ちた後、馬を座らせてまたがって、家へ帰った」と話す。
筆者も自分の飼うドサンコ「ハナ」と乗馬で走っていた時、ハナがつまずいた拍子に自分も体制を維持しきれず、落ちたことがある。でも、筆者が立ち上がって再び背中に飛び乗るまで、ハナはその場でじっと待ってくれるのだ。
話を戻し、滝沢さんは子ども時代、学校帰りに馬と歩く若い人を見かけたら声を掛け、その人の家の近くまで乗せてもらったこともあると言う。
滝沢さんは今も小柄な馬を1頭飼っている。10歳ぐらいになるらしく、若いときより落ち着いてきたそう。他の人に世話を頼み、囲いの中で放牧しているようだ。
子どもが道行く馬と語り合う当たり前にあった光景、そんな優しい時間を取り戻していきたいものだ。
<今回は名寄新聞の2019年2月23日付掲載記事を基に再構成しました>
馬に関する思い出を募集します。ちょっとした出来事でも歓迎します。氏名、住所、年齢、連絡先、馬との思い出などをご記入の上、メール(komine@nayoro-np.com)でお寄せください。読者の皆さんと馬の魅力を振り返ることができたら幸いです。
(筆者・下川支局の小峰が馬を飼う理由、この連載の趣旨についてはこちら)
https://dohoku.net/09e42b5952b546bcb07c6a48bda01c7b
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