名寄BBCジュニア「名寄カブス」、北海道小学生タグラグビー選手権へ初出場
【名寄市】
第19回北海道小学生タグラグビー選手権大会旭川支部予選大会（北海道ラグビーフットボール協会主催）が東川町で開催され、名寄から出場の「名寄カブス」チームが優勝、「ロックス名寄」チームが準優勝を飾った。優勝した「名寄カブス」は、来年1月9日に札幌で開催される北海道選手権大会に初出場する。名寄カブスのメンバーは「全国出場を目指して全力で臨みたい」と意気込みを語る。
タグラグビーは、ラグビー同様、相手のゴール内（インゴール）にトライ（ボールを置く・1点獲得）し得点を競う競技。
守り側は、タックルをする代わりに、相手選手の腰に付けたひも状のタグを取ることで、相手の動きを止めることができる。タグを取られた選手は走るのをやめ、味方にボールをパスする必要があるなどのルール。また、ラグビー同様、自分よりも前にいる味方選手へのパスが禁止されている。
チームは7人から10人で構成。プレーヤーは5人で、全メンバーの出場が条件という。
旭川支部予選大会には、上川地域から7チームが出場。
名寄から出場した2チームは、小学生軟式野球クラブチーム「名寄ベースボールクラブジュニア」のメンバーで構成。今回は、今年10月、苫小牧市で開催された「北海道学童軟式野球都市対抗戦」に出場した、名寄（南クラブ、北翔）、美深、下川の４野球少年団合同チームのメンバーで挑戦。
見事、名寄カブスが優勝、ロックス名寄が準優勝に輝く健闘をみせた。
チームメンバーは、名寄カブスが小原優都君（風連中央小6年）、今井涼雅君（同）、伊藤輝昭君（同）、吉田航生君（美深小6年）、三木大和君（同）、大内晴生君（同）、中谷颯太君（下川小6年）の7人。
ロックス名寄は、竹内奨君（南小6年）、本郷煌晟君（同）、星虎汰郎君（同）、篠原柊翔君（同）、奥田啓斗君（名小6年）、萬城目健太君（東小6年）、伊藤颯亮君（名小6年）、金子虎煌君（西小6年）の8人。
同ジュニアの坂東聖治監督によると、タグラグビーは、冬場のトレーニングの一環としてスタート。大会には5年前から出場しており、これまで２度準優勝に輝いている。
坂東監督は「冬場のトレーニングとして、野球ばかりではなく、何か新しいことに取り組みたかった。タグラグビーは、多彩なルールの下、声掛けやチームの連携、敏しょう性などを養うことができると考えた」と話す。
北海道選手権大会は、来年1月9日に北ガスアリーナ札幌46を会場に開催。全道各地から12チームが出場する予定。
名寄カブス副キャプテンの小原君は「トライを決め、みんなで盛り上がるのがタグラグビーの魅力。本当は野球で優勝したかったですが、全国出場を目指し全力を尽くしたいです」などと抱負を語る。
名寄新聞2022年12月23日 掲載 Web掲載日2022年12月26日
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