中頓別町内の空き店舗活用 野菜フリマ賑わう　町民が育てたものを安く

中頓別町内にある旧松田商店の空き店舗で2日、町民による企画「野菜フリーマーケット」が開催された。町内で採れた10種類以上の新鮮野菜が並び、町民が次々と訪れて賑わいを見せた。

町では町有となっている旧松田商店の利活用方法を模索するためイベント等での利用申請を受け付けている。今回は趣味で野菜作りを行っている町民から消費しきれない野菜を譲り受けて販売するフリマが開催された。 宿泊施設「中頓別民泊　癒しの里」の代表を務めている小野寺英昭さんが主催し、多くの町民が運営をボランティア協力。会場内にはトマト、長ネギ、ピーマン、ズッキーニ、ニンジン、キャベツ、トウモロコシ、ナスビ、ニンニク、カボチャなど多くの種類の野菜がずらり。100～200円の価格の物が多く、格安の野菜が次々と売れていた。

小野寺さんは野菜フリマの開催理由を、近年の健康志向の高まりや、町内には家庭菜園を行っている人が多いことなどを挙げ「意外に野菜を作っても消費しきれずに余している人が多かった。少しでも値段をつけて販売すれば、作る側もやりがいが生まれ、野菜なら喜んで買っていかれる。旬の野菜を地産地消で楽しむイベントとして定着すれば」と話している。

この野菜フリマは今後も定期的に計画。野菜の出来次第では隔週での開催も考えているという。

（川村竜也）

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