最後のチャレンジデー勝利飾れず 長野県東御市に敗れる 一方、綱引き大会盛り上がる
【名寄】
運動やスポーツの参加率を自治体間で競う「名寄市民健康づくりチャレンジデー2023」が、5月31日に市内各所で行われた。30回目の参加で、長野県東御市と対戦。結果、参加率は名寄市50.9%、東御市55.3%で名寄市が敗れ、最後のチャレンジデーを勝利で飾ることができなかった。
名寄のチャレンジデーは4年ぶりにコロナ禍前とほぼ同じ内容に戻して行われ、市内ではこの日、パークゴルフやグラウンドゴルフ大会など、各種スポーツイベントが数多く開催され、多くの市民が運動やスポーツに親しんだ。
今年の名寄市(基準日の1月1日現在人口は2万6020人)の参加率は50.9%(前回36.8%)。気温はあまり上がらなかったものの、天候に恵まれ、市民1万3251人(同9804人)が体を動かして健康づくりに取り組んだ。
だが、参加率55.3%(延べ参加人数1万6301人)の東御市(基準日の1月1日現在人口は2万9504人)に届かず、通算成績13勝16敗で最後のチャレンジデーを締めくくった。

一方で、「市民綱引き大会」が4年ぶりに開催され、子どもから大人まで多くの市民が参加して盛り上がった。同日午後4時からスポーツセンターで開かれ、小学校低学年の部(1年~3年)に10チーム(111人)、同高学年の部(4年~6年)に16チーム(176人)、一般の部に45チーム(415人)、合計71チーム(2019年の前回比で97チーム減)、702人(同955人減)が参加して熱戦を展開した。
試合では、息を合わせて力強く綱を引き合い、勝利すると飛び上がって喜ぶ子どもの姿が見られるなど、各チームとも優勝目指して力と力の真剣勝負を見せていた。
また、参加者と応援に駆け付けた保護者などでいっぱいとなり、熱気に包まれていた。
翌6月1日、橋本正道副市長が対戦結果を発表。「昨日の朝は寒く、ラジオ体操の参加者数が伸びなかった他、新型コロナウイルスが緩和されたものの、参加を見合わせる市民もいたことが予想され、目標に届かず東御市に勝つことができなかった」と報告。
最後となったチャレンジデーについて「長年にわたって市民に健康づくりの機会を提供していただいた笹川スポーツ財団に感謝している。また、参加していただいた多くの市民にも感謝している」。
チャレンジデー終了に伴う来年以降の市民の健康づくり機会の提供について「Nスポーツコミッション(会長・加藤剛士市長)を中心に検討していく。内容はまったくの白紙状態だが、市民に定着して盛り上がっていた綱引き大会や、名寄の恒例大型イベントなどとの相乗効果、まちの活性化などを踏まえ、次のステップに進めるものにしていく」と話す。
市民綱引き大会の成績は次の通り。
名寄新聞2023年6月2日 掲載 Web掲載日2023年6月6日
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