稚内観光マイスター検定　伊藤さん親子で中級に合格 狭き門を突破 体験イベントに積極的参加

稚内高校商業科1年の伊藤那由多君と母・律子さんが、10月23日に行われた稚内観光マイスター検定の中級に親子揃って合格。今年の中級合格者は全体で10人しかおらず、那由多君は「ダメもとで挑戦してみたが合格できて嬉しかった」。律子さんは「2度目の挑戦で一緒に合格することができて良かった」と笑顔を見せた。

那由多君は、中学3年生の時に受験勉強の息抜きや律子さんが初級を持っていたことから、同検定の勉強をはじめ初級に合格。「稚内の魅力を感じたり、知らなかったことがわかり、特に地名や北防波堤ドームのエピソードが面白かった」と。 同校では「稚内学」の授業で1年生は初級を受験するが、那由多君は初級を持っていたため中級に挑戦。普段の授業で復習し、中級の検定講習会の資料やテキストを活用し自宅で学習に励んだ。

また、市が開いた彫刻の講座に律子さんと参加。所属する放送局で高文連に出す稚内のスポットを紹介する動画制作で、様々な場所に足を運んだり、ONSEN・ガストロノミーウォーキングに参加し、楽しみながら観光や食を体感し、親子で知識を深めた。

律子さんは、12年前に地元を知るためにと初級に合格。その後は検定から離れていたが再び興味を持ち、仕事で観光客から色々と聞かれることがあり、普段目にしているものを深掘りしたいと、那由多君が初級を受けるのと同時に中級に挑戦。