稚内高校生徒が合格へ意欲 観光マイスター検定 35人が〝中級〟に挑戦 初級受験の１年生、稚内学の授業で対策

同校では2015年度から商業科3年生の学校設定科目「地域ビジネス」で週2時間。19年度から単位制導入で1年生の必履修科目として週1時間、「稚内学」の授業に取組んでいる。この一環で毎年、生徒達がマイスター検定に挑戦し、同校の初級の合格率は19年度が94・2％、20年度が97％、21年は89・9％で、毎年約9割の生徒が合格している。

中級に挑戦する3年生35人は、1年生で初級に合格。中級は初級の問題に比べると遥かに難しく、観光以外にも歴史的な経緯や関連する人物などが問われる。昨年は合格者が1人だったため、今年度は担当教員が幅広い範囲から出題ポイントを絞って解説し、中級・上級向けのテキストを使い合格を目指す。 1年生が受ける初級は地理や風土、観光、産業、自然、イベント、食など幅広い分野から出題される。7日の授業では、稚内の味覚として毛ガニやホタテ、ウニ、ホッケなどの特徴や捕れる時期、関連する知識を深め、稚内について学んだ。

10月には元稚内観光ボランティアガイド会長の中澤和一さんを招き、1年生に初級試験の対策講座を予定している。

（千葉大輝）

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