下川中3年、町議場でゼロカーボン実現へ発表
【下川町】
下川中学校の3年生20人が、総合学習・森林環境教育の一環でゼロカーボン(人為的な二酸化炭素排出量の実質ゼロ化)のまち実現に向けた学習成果をまとめた。21日午後1時40分からは町議場でグループ発表を行った。
3年生は9月末から活動を開始。ゼロカーボンの下川町や地球全体の現状と課題を学び、調べたいテーマ別に「エネルギーの見える化」「再生可能エネルギー」「ものづくり」「食・ごみ」の4グループに分かれて学習を重ねた。
グループ発表では、谷一之町長、川島政吉教育長、近藤八郎町議会議長、NPO法人森の生活の麻生翼代表らスタッフと、山本敏夫町ゼロカーボン推進戦略室長などを招き、生徒が議員側、ゲストは執行側の席に座って向き合い、各グループ10分ずつ行った。
「エネルギーの見える化」班では、ゼロカーボンに向けたエネルギーの選択を考え、多様な発電を調査。同時に電気の使い方も考え、学校で使わないテレビや照明を切って節電することで、CO2排出量と年間3万5千円の経費の削減につながるとし、消し忘れている電気を消す活動に取り組んだ。
「再生可能エネルギー」班では、地球温暖化や化石燃料に限りがある問題に触れ、再エネが求められる一方、再エネ普及率を他の先進国と比較し、日本で広がらないことへの疑問に触れた。独立型太陽光発電で発電量を調査し、その大変さと意義を研究。省エネなどできることから取り組む決意を語った。
「ものづくり」班では「エコの最適解を探る」を課題に、ごみを減らす物々交換サービス「ばくりっこ」、町内店に設置のエコバッグ「シモカバ」を調査。中学校全校アンケートで「ばくりっこ」の認知は62%、利用者は22%、シモカバの認知は51%、利用者は7%で、利用が少ないことから周知に取り組んだ。ばくりっこは紹介映像を作って校内テレビで配信。シモカバはポスターを作って貼ったことに加え、古着からエコバッグ5個を手作りし、シモカバに寄付する。
「食・ごみ」班は、生ごみを減らすことに着目し、身近な給食の残食を現場で調査。小中学校にアンケートを行って残食要因を分析した結果、量が多いこと、食べる時間が短いことが考えられ、配膳準備を早めて食べる時間の確保に努めた。残食減少に効果も見られたようだ。
谷町長は総評で「たくさんの議論で着眼点を設定し、短い時間で体系的にまとめ、画像も工夫していて、分かりやすい。具体的な方策も示している。感銘を受けた」などと語った。
名寄新聞2022年12月24日 掲載 Web掲載日2022年12月26日
道北の求人情報
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
1級土木技術者
300,000円〜400,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
2級土木技術者
250,000円〜330,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(1級資格保持者)
300,000円〜380,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(2級資格保持者)
240,000円〜330,000円
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
大沼左官工業 株式会社
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
変形労働時間制
左官工
168,000円〜306,600円
名寄新聞を購読希望の方は
名寄新聞 購読料のご案内通信員募集のお知らせ道北ネット ビジネスデータ トップページに戻る