大韓航空機撃墜事件、3年ぶりに遺族も参列
第35回稚内市子育て平和の日記念式典(市子育て推進協議会など主催)は1日、宗谷岬公園で挙行。2020年から新型コロナウイルス感染防止対策で見送ってきた、大韓航空機撃墜事件遺族会が3年ぶりに参列。兵庫、静岡在住の遺族3人のほか市内小中学校の児童・生徒の代表や関係者など合わせて約120人が出席。世界の恒久平和を願い、子育て平和運動の発展を誓った。
黙祷に続き、子育て推進協議会会長の工藤広市長が「市内小中学校の代表として参加する皆さんに平和の大切さ、命の尊さを噛みしめて頂くと共に、稚内で育った子ども達として互いの取組みに自信と誇りを持ち、後輩に伝えてほしい」などと挨拶。遺族会を代表し川名正洋さんが「事件当時は高校3年生。9月1日は2学期始業式で、その日のことはハッキリ覚えている。39年という歳月は本当に長く、私の周りでも事件のことを知る人は少なくなった。このようなことが2度と起きないよう、私達は真実を正しく伝えていかなければならない」と思いを語った。
子育て平和の意義の説明、子育て平和都市宣言朗読に続き、市内各地区ブロック代表の児童生徒6人が決意表明。
東中2年の藤野碧音さんが「自分の周りで悲しむ人がいなくなるよう、他人の意見を認めたり相手の気持ちを考えてから発言、行動することを誓う」。
潮見が丘小6年の玉根羽流さんが「いじめを無くし、みんなが笑い合える学校を作っていくことが平和に繋がっていくと思う」。
大岬小6年の石垣湊大君が「今年の学芸会の劇で『おかあさんの木』をやることになった。戦中や戦後の時代を生きてきた人達の気持ちを考えながら演じたい。この劇を通じて、友達や家族と平和について話し合うきっかけにしたい」などと述べた。
最後に出席者らが平和への決意、子育て平和運動の一層の発展に願いを込めて、公園内に設置されている祈りの塔、世界平和、子育て平和の3つの鐘を鐘打した。
1983年9月1日に発生し、世界を震撼させた大韓航空機撃墜事件は、予定飛行コースを大幅に逸れ、サハリン上空を侵犯した同機が、旧ソ連軍の戦闘機によるミサイル攻撃を受け、サハリン州モネロン島沖合に墜落。日本人28人を含む乗員乗客269人全員の尊い命が犠牲となる大惨事だった。
今後このような悲しい出来事が2度と起こらないよう願いを込め、稚内市では1986年に「子育て平和都市」を宣言。あわせて9月1日を「平和の日」と制定した。(梅津眞二・原拓弥)
道北の求人情報
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
1級土木技術者
300,000円〜400,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
2級土木技術者
250,000円〜330,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(1級資格保持者)
300,000円〜380,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(2級資格保持者)
240,000円〜330,000円
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
大沼左官工業 株式会社
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
変形労働時間制
左官工
168,000円〜306,600円
名寄新聞を購読希望の方は
名寄新聞 購読料のご案内通信員募集のお知らせ道北ネット ビジネスデータ トップページに戻る