愛馬ハナと一の橋神社
極寒・豪雪の北海道を自力で生きる「北海道和種馬」(ドサンコ)は、北海道に住む人々の生活を支えてきた。
筆者は北海道で豊かな暮らしを考えるとき、馬と共にある暮らしを見つめ直すことが極めて重要と考え、2015年から下川町でドサンコを飼っている。
この連載は地元新聞記者自身が「馬のある下川らしい暮らし」を考え、その可能性を模索する実践企画として紹介させていただいている。
道北ネットの連載では、現在の多様な活動に至るまでの経緯をさかのぼってつづっており、今回は2017年の活動の続きで、愛馬の下川町一の橋地区放牧1年目の話である。 5、6月は筆者が飼うドサンコ「ハナ」を、下川町中心市街地付近「美桑が丘」で林間放牧し、乗馬体験などを展開したが、7月10日から同19日までは、町内一の橋地区市街地で放牧した。
筆者は20年ほど前(1998年)に一の橋へ移住し、町内西町へ転居するまでの10年、ここで住み続けた。いわば「心の古里」で、住む人たちは家族のような存在。高齢化などで、当初からの住民が減少する中、少しでも楽しんでいただきたいとの思いで、一の橋に住む友人と、愛馬ハナの移動放牧を決行した。
愛馬の移動はもちろん乗馬。自転車で走るサークルの皆さんと共に、三の橋から一の橋までの13㌔を走った。移動日は猛暑となり、愛馬も体力を振り絞って走り切った。
愛馬が一の橋へ到着すると、さっそく同地区に住む幅広い世代の人々が集まってくれた。馬は人をつなぐ魅力がある。
期間中、同17日に愛馬を放牧する柵沿いで、一の橋に住む若者たちが、愛馬と触れ合う野外食事会を開催。自転車サークル6人が町内市街地から来場し、筆者や一の橋住民を加え15人で交流し、乗馬体験も提供した。これはいずれとある地域イベントのきかっけにつながっていくことになる。
愛馬を移動放牧した場所は、一の橋神社通沿いの元牧場敷地内。筆者が以前、移動式住居ゲルを設置し、野外活動として使っていた場所でもある。
敷地の樹木を利用し、自前の電気牧柵を張って放したが、じつのところ、神社に呼ばれたのではないかと感じている。
一の橋神社は福島県の「相馬神社」と「中村神社」に由来するが、中村神社では「相馬野馬追」の出陣式が行われ、付近には馬を飼う厩舎もあるらしく、一の橋神社と馬は縁がありそうだ。
<今回は名寄新聞の2017年8月21日付掲載記事を基に再構成しました>
道北の求人情報
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
1級土木技術者
300,000円〜400,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
2級土木技術者
250,000円〜330,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(1級資格保持者)
300,000円〜380,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(2級資格保持者)
240,000円〜330,000円
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
大沼左官工業 株式会社
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
変形労働時間制
左官工
168,000円〜306,600円
名寄新聞を購読希望の方は
名寄新聞 購読料のご案内通信員募集のお知らせ道北ネット ビジネスデータ トップページに戻る