【下川町】
有志の実行委員会(木霊光実行委員長)が主催する国内最高峰、道内唯一のチェーンソーアート大会として10回目を迎えた「EZOCUP」(エゾカップ)が、14日から4日間、桜ヶ丘公園フレペ広場などで開かれ、森に住む小さな生き物を巨大化させたチェーンソーアートを制作。1カ月間、同公園向かい「美桑が丘」の森林に配置し、「ダウンサイズの世界」を演出している。
チェーンソーアートは、チェーンソーを使って丸太から彫刻作品を作り上げる芸術。これまでは出場者による競技形式だったが、来場者にもっとチェーンソーアートの世界を楽しんでもらおうと、今回から3年間は同時開催イベント「森ジャム」と連携を強め、桜ヶ丘公園隣接の美桑が丘(みくわ)の森をインスタレーション(展示空間を含めて作品とみなす手法)で表現していく形に変えた。
今回は「ダウンサイズ」をテーマに、生き物を巨大化させた作品を配置することで、来場者の身体が小さくなった錯覚をおこす仕掛けを目指した。
出場者は梅沢康二さん(福島県)、栗田宏武さん(千葉県)、斎藤和紀さん(岡山県)の3人。大きなトドマツの丸太(長さ3・65m、直径0・5m程度)1本や板材を使い、チェーンソーのエンジン音を響かせながら複数の作品を彫り、着色も施した。
4日間とも天候に恵まれ、クワガタ、リス、カタツムリ、ホタルなど、さまざまな作品が彫られ、17日に美桑が丘森林内に配置された。
一つの作品を20分で彫るクイックカービングも実施。森ジャムが開催された16日には、イベント会場の「美桑が丘」で3回、17日も桜ヶ丘公園で1回行い、来場者に作品をプレゼントした。
16、17日には旭川市内の道立林業大学校「北の森づくり専門学院」2年生23人のチェーンソー技術実習も会場内で行った。
生徒たちは木工体験ブース出店、日本伐木チャンピオンシップの競技(伐倒・ソーチェン着脱・丸太合せ輪切り・接地丸太輪切り・枝払い)、チェーンソーアート制作を体験して技術を磨いた。
17日午後2時半からは、まちおこしセンター・コモレビで閉会式が行われ、出場者同士の投票で「功労賞」を決定。栗田さんが受賞し、木霊実行委員長から賞金10万円を受け取った。
栗田さんは木にぶら下がるクモ、バッタ、ハマナスの花とミツバチなど8作品を彫り「大きい丸太を使えたので、脚など細部を表現しやすかった。花は残った材を活用した。作品の腐食を防ぐため、地面から浮かして展示できるよう施した。従来の競技と比べ、リラックスして制作できた」と話す。
梅沢さんは谷一之町長から町長賞「手延べうどんセット」、斎藤さんは阿部勇夫下川町森林組合長から森林組合長賞「木霊実行委員長制作チェーンソーアート」を受けた。
木霊実行委員長は10回開催を記念し、当初から共に歩み支えてくれた、町の森林づくり専門員、斎藤丈寛さんにも感謝を込めて作品を贈った。
木霊実行委員長は「森ジャム会場の美桑が丘と一体感を持たせたいと思っていた。3年かけて美桑の森に素晴らしい空間を演出し、多くの方に見に来ていただきたい。出場者も来場者も楽しめるイベントにしたい」。森ジャムの山口駿人実行委員長も「森ジャムとエゾカップを一緒に楽しんでもらえるよう、打ち合わせを重ねた」と挨拶した。
名寄新聞7月20日付掲載 Web掲載日7月25日
道北の求人情報
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
1級土木技術者
300,000円〜400,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
2級土木技術者
250,000円〜330,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(1級資格保持者)
300,000円〜380,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(2級資格保持者)
240,000円〜330,000円
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
大沼左官工業 株式会社
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
変形労働時間制
左官工
168,000円〜306,600円
名寄新聞を購読希望の方は
名寄新聞 購読料のご案内通信員募集のお知らせ道北ネット ビジネスデータ トップページに戻る