地域福祉へ理解深める「ふれあい広場2023なよろ」4年ぶりの通常開催
【名寄】
「第37回ふれあい広場2023なよろ」が、2日午前10時から総合福祉センター広場で開かれた。4年ぶりの通常開催で、来場した地域住民が体験イベントなどを通して地域福祉に理解を深めた。
同実行委員会(委員長・中島道昭名寄市社会福祉協議会長)が実施主体。ノーマライゼーションの定着などを目指すイベントとして毎年開催しているもの。
新型コロナウイルスの影響で2020年度から22年度は中止や変則開催だったため、本年度は4年ぶりに野外での通常開催となった。
広場ステージの開会式で中島委員長は「4年ぶりの野外での通常開催であり、多くの人たちに楽しんでほしい。また、今日のイベントを通して住み慣れた地域で自分らしく生活するためのきっかけづくりにしてほしい」。来賓の加藤剛士市長も地域福祉向上への協力を求めて挨拶した。
続いて、市内小中高校から作品623点の応募があった第29回福祉標語入選者が発表され、中島委員長から受賞者に表彰状が贈呈された。
会場内には、ボランティア団体による各種福祉コーナーを設置。点字や手話、車椅子、アイマスク歩行の体験ブースには、子どもや保護者を中心に多くの人たちが集まり、障がいによる不自由さや支えるためのボランティアの重要性に理解を深めていた。
ステージ発表は、ひまわりちびっこ隊のかわいらしくも迫力あるよさこい演舞を皮切りに、華麗な一輪車演技、市内中学校や高校、自衛隊などの素晴らしい吹奏楽演奏が披露された他、30回記念事業で作詞・作曲した「みんなのうた」を来場者も交えて合唱し、会場を盛り上げた。
会場内では遊休品や日用品、衣類などをそろえたフリーマーケットコーナーをはじめ、フランクフルトやかき氷などの屋台を設置したマーケットコーナーも大人気。商品を買い求める人が各ブース前に行列をつくった。
「こどもの広場」では、くじやスーパーボールすくいなどを楽しむ親子連れの姿が多く見られ、子どもからお年寄りまで多くの地域住民が参加して大いににぎわった。
福祉標語入選者は次の通り。
▽最優秀賞=島井ほろん(智恵文中3年)「出した手に 勇気と笑顔が あふれてる」 ▽優秀賞=佐藤星空(名寄小5年)、宮川希美(西小6年)、村上颯(中名寄小6年)、鈴木美羽(産業高3年) ▽佳作=永井陽哉(南小6年)、齋藤花音(東小6年)、杉野凜花(風連中央小6年)、鷲田沙羅(智恵文小6年)、萬城目健太(名寄中1年)、今井美咲(東中3年)、村井南月(風連中1年)


名寄新聞2023年7月4日 掲載 Web掲載日2023年7月10日
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