1993年(平成5年)2月21日、3月5日 掲載 名寄高校の定時制課程 40年の朔燈の歴史に幕 卒業生ら集い閉課式 名寄高校定時制卒業式 苦しさと満足感に涙 最後の9人の門出祝い
名寄高校の定時制課程が1993年(平成5年)3月末で40年間の歴史に幕を下ろす。これを前に閉課記念事業協賛会は2月20日に閉課記念式典を開いた。同窓生の会「朔燈を語る会」が建立した記念碑の除幕式も行われ、勤労者の学び舎として名寄地方の教育を支え、1111人の卒業生を送り出した定時制課程の歩みを締めくくった。
定時制課程の第38回卒業式が3月3日に名寄高校で開かれ、教職員や同窓生が見守る中、9人が最後の卒業生として証書を受けた。
(記者からの一言)
名寄高校の定時制課程は1953年(昭和28年)に併置された。前年の52年に名寄に陸上自衛隊が駐屯し、定時制普通科を希望する隊員も多く、第1期生は61人が入学した。54年から1学年2学級となり、55年には147人が入学したが、63年には1学級減となった。
64年(昭和39年)から完全給食が実施され、校内に設置されている調理室で夕食を食べてから授業を行うスタイルが定着した。
75年(昭和50年)に校舎が名寄市大橋(現在の名寄産業高校の位置)から徳田に移った頃から入学希望の生徒が減少し、90年(平成2年)から募集停止となり、93年3月末での閉課が決まった。
名寄高校は2023年(令和5年)4月1日、名寄産業高校と統合して新「名寄高校」となり、普通科と新たに情報技術科を設置してスタートする。
Web掲載日2023年3月2日
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