姉妹そろって全国大会へ　名寄孝蓮会　山本蒼依さん優勝　山本悠愛さん3位入賞　民謡少年少女道央大会で活躍

【名寄】

名寄孝蓮会（伊藤まさ子代表、生徒10人）所属の山本蒼依さん（西小3年）が、民謡民舞少年少女道央大会の小学1年～3年生の部に初出場、優勝する快挙を果たした。同じく初出場の姉の山本悠愛さん（同5年）も同4年～6年生の部で3位に入賞。2人は全国大会の出場権を獲得し、11日午後4時に市役所名寄庁舎を訪れ、加藤剛士市長に喜びを報告した。

道央大会（日本民謡協会主催）は、道内の小中学生を対象とした全道大会と位置付けられており、全国大会の予選もかねて毎年開催されているもの。

今大会は7日に札幌市で開催。蒼依さんが出場した1年～3年の部（全国大会出場枠は上位2人）には4人、悠愛さんの4年～6年の部（同8人）には16人が出場した。

2人は、この日のために練習を積み重ねた「石狩川流れ節」を堂々披露。初出場だったが、蒼依さんは見事に優勝を飾った。悠愛さんは2位に0・1ポイント届かなかったものの3位入賞を果たし、姉妹で全国大会の出場権を獲得した。

名寄庁舎を訪れた2人は全道大会の結果を報告するとともに、8月19、20日に東京都で開催される全国大会への抱負を語った。

蒼依さんは「全道大会は緊張しないで唄うことができた」。悠愛さんは「唄う前は緊張しなかったが、舞台に立って唄う直前に緊張した」と振り返った。

全国大会に向けて2人は「緊張すると思うけど、頑張って自分の力を出し切りたい」と意気込みを語った。

加藤市長は「優勝、入賞おめでとう」と健闘をたたえ、「全国大会でも好成績を残せるよう頑張ってほしい」と激励した。