地場産業をPR「なかがわスタイル」小屋プロジェクト、”オクラホマ”河野真也さん中核に始動
中川町は、株式会社クリエイティブオフィスキュー所属、お笑いコンビ「オクラホマ」の河野真也さんをはじめ、道内で活躍する設計士、大工、左官職人など各分野の専門家と連携し、「なかがわスタイル」の小屋プロジェクトを展開している。
同町は、総面積の86％を森林が占める林業が基幹産業の一つで、家具の名産地である旭川への木材供給なども行っている。
森林資源を守りながら無駄のない活用を目指す中で、家具材を取った後の未利用材も価値に変えようと、さまざまな取り組みを展開。2021年度には、原料調達に苦労している楽器作家などからの需要開拓や、木材の高付加価値化を図るため、町のイメージソング「きみの記憶」を作詞・作曲したシンガーソングライターの「Chima（チマ）」さんが参加、町産材を活用したギターづくりも実現している。
今回の小屋プロジェクトは、自身の木工品製作の経験を通じ、かねてから、「もっと北海道の林業を応援したい」との強い思いを持つ河野さんが、「Chima」さんと同じ所属事務所である縁から、プロジェクトの実施に至ったという。
本プロジェクトは、町産木材を使った小屋づくりを通じ、町の産業をPRする内容。
プロジェクトメンバーは、現場管理として天塩川工業の建築部門の責任者として働く今野大樹さん。木材加工・調達に、町の地域おこし協力隊で、森の資材を幅広く調達する「Rawwood」を立ち上げた福田隼人さん。木材加工に小泉建具店の小泉利男さん。木材調達に遠藤工業の遠藤富士幸さんをはじめ、北海道で活動する各分野の専門家と連携し、町産の木材や土を使った小屋を作る。一部の工程はワークショプ形式で町民にも参加を募り作業を行う計画。
建築予定地は、オートキャンプ場「ナポートパーク」内（公共温泉施設『ポンピラアクアリズイング』裏付近）。9月8日着工、11月の完成を予定。
プロジェクトの中核を担う河野さんは「僕がこんな大掛かりなプロジェクトを提案したのは、人生で初。ワクワクがとまりません。このプロジェクトのテーマは『地産地消』。中川町の魅力である林業を学びつつ、地材を使って、小屋を建てる。地材は『木』『土』、そして『人』。地元の木材を使い、地元の土を使い、地元の人たちと作る。それを可能にするために、以前から個人的にファンだった大工の『yomogiya』さんと、左官職人の『野田肇介』さんに直談判しに行き、ご協力いただけることになりました。そして、設計の『三木佐藤アーキ』さんには、捉えようによっては少し面倒な僕の思いを、全力でカタチにしていただいています。皆さん、北海道が誇る人材です。小屋の建設には、中川町の皆さん、特に子どもたちにも参加してもらって、この小屋に愛着を持ってもらいたい。このプロジェクトが、中川町の魅力発信につながり、そして北海道の林業に関心を持つきっかけになることを願っています」と気持ちを新たにする。
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株式会社 近藤組
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北海道名寄市東4条南9丁目4-9
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左官工
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