留萌商工会議所の塚本壽三郎会頭は、21日午前11時から留萌産業会館内の同会議所議員クラブ室で開かれた第380回常議員会の席上、今年11月の次期会頭選出に向けた候補者選考会議による協議の結果を踏まえ、会頭判断として大石昌明副会頭(52)=株式会社錦堂代表取締役=を次期会頭候補とする考えを示し、了承された。会頭、副会頭、専務理事の選任については、11月1日に開かれる第238回臨時議員総会で議員に諮られる。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、出席者にマスク着用や手指消毒、検温を求めたほか、飛沫予防にパーテーションを設置するなどの対策を講じて開催。正副会頭、専務理事、常議員と事務局を含めて17人が出席した。
会頭職については、今年3月に開かれた通常議員総会で塚本会頭が「若い人に引き継いでもらいたい」と、10月末の任期満了での退任を発表。5月の常議員会で次期会頭選出に向け、常議員全員をメンバーとする候補者選考会議を設置した。
その後、8月と9月に各1回、選考会議を開催。会合の席上では、塚本会頭の続投を含めて複数の会頭候補の名前が挙がったことから、同会議では審議内容を三役に上程。三役での協議の結果、会頭判断として大石副会頭を次期会頭候補とすることとした。
塚本会頭は、留萌新聞社の取材に対して「3期(9年)以上の長期政権を維持できる若い人材であること、副会頭として3年の経験があり、これまでの副会頭からの選任の系図を壊すことのない人物であるなど、総合的に判断して大石さんを次期会頭の候補とした。道内42の商工会議所でも50代の会頭は増えてきており、常議員も世代交代で若返りが進んでいることもあり、若い会頭でも不思議はないと判断した」と語った。
大石氏は平成19年11月にに留萌商工会議所の1号議員、28年11月に常議員に就任し、令和元年11月から副会頭。
道北の求人情報
名寄新聞を購読希望の方は
名寄新聞 購読料のご案内通信員募集のお知らせ道北ネット ビジネスデータ トップページに戻る