女優・吉永小百合さんの記念植樹　5年が経ち桜が初めて咲く　北の桜守パークを彩る

映画「北の桜守」の資料展示スペースとして2018年4月29日にオープンした「北の桜守パーク」。当時、敷地内でエゾヤマザクラの苗木を植樹した、主演女優の吉永小百合さん。植樹から5年が経ち、桜の木に今春初めて花を咲かせた。パークを管理するＮＰＯ法人文化活動振興会（藤田幸洋理事長）では、今後も計画的に桜の木を増やしていき、将来的に園内を美しく彩りたいと思いを持つ。

パークのオープン時、セレモニーに出席した吉永さん。市民やファンら約500人が見守る中、テープカットなどが行われ、吉永さんの手で桜の苗木が植えられた。

文化活動振興会の関係者によると、桜の木は昨春まで葉桜の状態が続いたが、今年は数輪ながらもピンク色の美しい花を咲かせた。

映画上映を前に、17年には稚内市でロケが行われ、市民にとっても親しみが深い吉永さん。植えられた桜の開花に関係者も喜び、来年以降は更に多くの花が咲くことに期待が寄せられる。

このほか、19年5月に「皇太子殿下御即位記念植樹」として植えられたヤエザクラは昨年、初めて開花している。

パーク内には約30本の桜の木があり、同振興会が木の植え替えやシカなどの野生動物対策などに尽力。場所によって咲く時期が異なり、間もなく見頃を迎える桜が多いとみている。

桜開花などの情報はフェイスブックで随時発信している。

（梅津眞二）