愛別のキノコ料理紹介 名寄市立大学 研究グループがレシピ集発行
【名寄】
名寄市立大学「道北地域の食文化継承を目的とした郷土レシピの検討」研究グループ(代表・外川晴香同大学栄養学科助手)は、「おいしいきのこ料理レシピ~伝統料理の継承と現代風創作料理~愛別町編」を発行した。
レシピ集は、同大学栄養学科教員3人による研究グループ(外川代表、笠井寛和講師、山中珠美元准教授)が、名寄市立大学コミュニティケア教育研究センター(荻野大助センター長)の「課題研究」に応募して発行。名寄を含む道北地域で受け継がれてきた郷土料理を次世代に伝えるとともに、食材に適した調理方法の提案を目的としたもの。
2017年度から毎年1冊発行(21年度についてはコロナ禍のため活動中止)しており、5シリーズ目となる今回は「キノコ料理」。愛別や下川、比布など道北地域のキノコ生産量は道内でも上位に位置しており、各地域で受け継がれているキノコ料理が多数存在することに着目した。
また、キノコは栄養素も多く、健康食材としても優れているものの、独特の触感やぬめりなどによって子どもを中心に苦手な食材となっているため、食べやすいレシピの発信と伝統料理などを次世代に伝えることが狙いだ。
今回は、なめことエノキの生産量が道内1位などで有名な愛別町にスポットを当てた。上川中央農業協同組合の協力を得て、地元住民へのレシピ聞き取りや、キノコの歴史などを調査し、実際にレシピの試作も行いながら約半年かけて紹介するレシピをまとめた。
紹介レシピに使用しているキノコは、愛別町以外ではあまり生産されていない希少な「えぞゆきのした」をはじめ、なめこやエノキ、マイタケなどの6種類。全部で21レシピあり、マイタケの天ぷらやバター炒めなどの定番料理。「キノコのピリ辛丼」や「なめことえのきたけのもずく酢」など地元の家庭で作られている創作料理などを掲載。
さらに、子どもが食べやすい家庭で考案されたレシピもあり、全レシピの作り方や完成した料理を写真付きで紹介している。
また、ただのレシピ本とならないよう、郷土料理の歴史や食材の特徴などを解説した文章を掲載する工夫もされている。
レシピ集は同研究センター、市民文化センター、道の駅、「よろーな」、市役所名寄庁舎・風連庁舎、西條名寄店に置いてあり、無料で配布している。
外川代表は次シリーズについて「次回の発行時期は未定だが、下川町編を予定している」と話す。
名寄新聞2023年4月13日 掲載 Web掲載日2023年4月24日
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