夢破れた全線開業~旧国鉄美幸線の軌跡 工事は着々と進んでいたが… 当時の名寄新聞の記事を振り返る(上)
美幸線は他線区よりも比較的多くの予算が投入され、路盤やトンネル、橋梁が全て完成していたのに、その後の工事が凍結され「もったいなさ」を感じる路線である。
美深~仁宇布間は1964年(昭和39年)10月5日に開業、85年(昭和60年)9月17日に廃止されたが、ここでは仁宇布~北見枝幸間の着工から工事凍結まで追っていきたい。
65年(昭和40年)に志美宇丹~北見枝幸間が着工。開業区間の美深~仁宇布間が68年(昭和43年)に「赤字83線」に位置付けられるも工事は継続し、70年(昭和45年)には仁宇布~志美宇丹間が着工し、志美宇丹側から工事が始まった。
73年(昭和48年)には仁宇布側からも工事がスタートし、全線開業への機運が高まっていったことが読み取れる。
(続く)
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