きれいな花咲かせて　桜並木を守り育てる会　初植樹と剪定（せんてい）作業

名寄川堤防の桜並木を守り育てる会（今尚文会長）主催の植樹と剪定（せんてい）作業が、22日午前9時から東橋（名寄東病院東側）北側の桜並木で行われた。会員や一般市民など130人が参加し、きれいな花が咲くよう願いを込めて手入れした。

この桜並木は1997年、98年、東橋北側の堤防約600m間に国の事業を活用して整備された。

同会は、市内唯一の桜並木を手入れして楽しめるものとし、途中で途切れている個所に新たな桜を植樹して完成させた桜並木を後世に残そうと、昨年10月に市民有志で設立。

計画では、名寄市と名寄河川事務所の協力を得て、5年かけて現存する約100本の桜の木を手入れするとともに、植樹も行い、市内唯一の桜並木を完成させる。

今年2回目（1回目は現存する桜並木の肥料まき）の活動となったこの日は、会員をはじめ、子どもからお年寄りまでの一般市民など130人が参加。今会長が「市内唯一の桜並木を次世代につなぎ、多くの市民に親しんでもらうため、協力してほしい」。来賓の加藤剛士市長らが「森林を守り育てる市民意識の醸成につながる活動として期待している」などと挨拶した。