名寄・智恵文開拓農協 23年の歴史に幕 時流に押され解散
名寄、智恵文の両開拓農業協同組合の解散式が1971年(昭和46年)6月22日、市民会館で開かれ、23年間の業務に終止符を打った。
記者からの一言
北海道内では終戦後、国の食糧増産政策をはじめ、満州や朝鮮、樺太などからの引き揚げ者対策もあり、奥地の開拓が進められ、農業が営まれた。いわゆる開拓農家による「戦後開拓」である。
しかし、土地の条件は悪かったことや、天候が厳しいこともあり、不作となることは珍しくなく、生活や経済的な厳しさから離農者が次第に増えていった。このことは名寄市内でも例外ではなかった。
開拓農家の戸数が減少したことや、国の政策が開拓事業から一般農政に移行したこともあり、開拓農協は解散した。
その後「戦後開拓」で切り開かれた農地は大半が原野にかえっている。
Web掲載日2023年6月22日
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