元晴さんプロデュース、名寄高校吹奏楽部・全国大会最優秀記念公演
【名寄市】
名寄高校吹奏楽部(岡知那部長、部員24人)の全国大会最優秀賞受賞記念イベント「GOLD」が、27日午後2時から市民文化センターエンレイホールで開かれた。同部をはじめ、同部初代OBで名寄市観光大使を務めるサックスプレイヤーの深田元晴さんら4組が出演し、圧巻の演奏を繰り広げて聴衆を魅了した。
名寄市教育委員会、名寄市公民館、なよろ舞台芸術劇場実行委員会が主催し、名寄高校が後援。
同部は、2020年の第26回日本管楽合奏コンテスト全国大会(日本音楽教育文化振興会主催)に初めて出場し、高等学校S部門で最優秀賞を獲得する快挙。初代OBの元晴さんが受賞を記念するとともに、この経験を糧にさらなる高みを目指してほしい―との思いを込め、コンサートを発案し、プロデュースを務めた。
当初は2年前に開催する予定だったが、コロナ感染拡大の影響もあり、2年越しで開催に至った。
なお、11月13日の第28回日本管楽合奏コンテスト全国大会にも出場し、高等学校S部門で優秀賞と特別賞の「フォトライフ賞」を受賞した。
ステージは、名寄高校吹奏楽部によるロジャー・シシーの組曲「虫」で幕開け。この楽曲は今年の同コンテスト全国大会で演奏した。
続いて、日本一ファンキーな吹奏楽部として知られている福井県立武生商工高校吹奏楽部(部員19人)が登場。両校のコラボレーションで、ジョン・レノンの「イマジン」などを披露した。その後、元晴さんが登場し、「ルパン三世のテーマ」などを披露。迫力あふれる演奏とパフォーマンスで聴衆を魅了した。
また、両校の吹奏楽部員が演奏しながら振り付けを交え、パフォーマンスを繰り広げるとともに、観衆たちも一体となってムードを盛り上げていた。
また、大阪発の9人組エンタメジャズバンド「Calmera(カルメラ)」。元晴さんが指導し、NHKの「ドキュメント20min」でも特集が放送された札幌市生まれの高校生ジャズサックス奏者、佐々木梨子さんも出演し、さまざまなジャンルの楽曲で楽しませた。
名寄新聞2022年11月29日 掲載 Web掲載日2022年12月5日
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