消える思い出の施設 JR風連駅舎が解体
開拓90周年を迎えた風連の発展の歴史を支えてきたJR風連駅の駅舎が、1989年(平成元年)4月から解体される。
JRの一連の駅舎改築に伴うもので、今夏には新駅舎が完成する。現駅舎は風連に残る公共施設として最も古く、多くの町民が愛着を持つ建物である。
(記者からの一言)
風連駅は、士別~名寄間の鉄道開業に伴い、1903年(明治36年)9月3日に開設された。今年で開業120周年を迎える。
この時に解体された駅舎は2代目で、1929年(昭和4年)10月に初代駅舎から改築された。現駅舎は3代目となり、89年(平成元年)6月末に完成し、7月から利用を開始した。
JR側の改築計画では、費用の関係で待合室のスペースが手狭だったため、風連町は600万円をかけて展示室を合築し、さらに1000万円を追加して水洗トイレを駅舎隣に新設した。駅舎改築は風連町開基90周年事業に一つに位置付けられた。
国鉄の合理化により、国鉄分割民営化直前の1986年(昭和61年)11月1日に無人化されたが、風連地区住民の身近な足として鉄道が利用されている。
Web掲載日2023年4月20日
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