留萌市内の4社がJV結成 市街地の除排雪に対応
留萌市内の市道における除排雪業務などを担う市内の業者4社がJV(共同企業体)を結成した。これまでは地区別で1社ずつ請け負っていたが、昨冬の大雪を受けてバス路線がある市街地を中心に市が地区を集約、JVが請け負うことを目指す。14日、4社の関係者が市役所を訪れて中西俊司市長に結成を報告。中西市長は「全力でサポートしたい」との考えを示した。
JVを結成したのは、これまで市道の除排雪業務を担っていた堀建巧業株式会社(佐藤博社長)、光栄運輸株式会社(神弘代表取締役)、株式会社赤沼商会(赤沼猛代表取締役)に加え、平成24年度まで請け負っていた株式会社北交産業(沖田謙司社長)の4社。
旭川地方気象台によると、留萌市街地の令和3年度(昨年11~今年3月)の降雪量は570センチ。ここ10年間で平成24、29年度に次いで3番目に多く、平年の551センチと比べて19センチ、前年同期比で86センチいずれも多かった。積雪の深さは最大で2月5、6日の151センチとなり、平年値の90センチと比べて61センチ上回った。ここ10年間で見ても平成24年度に次ぐ多さとなった。
3年度、市の除排雪は市街地5工区、郊外2工区体制で編成し、業者はそれぞれ入札で決めた。しかし、大雪に伴ってバス路線が1月に最大約3週間運休するなど、市民生活に大きな影響が出た。所管の都市整備課によると、市に寄せられた除排雪に関する苦情や問い合わせ件数は、ここ10年間で2番目に多い740件となった。
この経験を踏まえて業者間で6月から話し合いを重ねた。その結果、範囲が広い栄町地区、南町地区、沖見町地区をそれぞれ担っていた堀建巧業、光栄運輸、赤沼商会に加え、北交産業でJVを結成。再び同じような事態に陥らないように―と、体制を整えることにした。市によると、JVの結成は5年間ほど受注していた平成24年度以来だという。
この日午後2時半、市役所市長室に4社の社長ら4人が訪問。佐藤社長が昨冬を振り返りながら「地域内の応援が柔軟に行える体制を構築するため、共同体制を組むことにした。除排雪業務発注側として、配慮をお願いしたい」と話した。来年度に向け、他の除排雪業務受託業者を含めた組合化を検討している。
中西市長は「皆さんが一緒にできる組合のようなものを作ってはと考えていた。JVにしていただきありがたい。国や道に話をして、連携することも必要になると思う」と述べた。市では栄町、南町、沖見町各地区をまとめて除排雪業務を発注する方針。延長は約99キロ。指名選考委員会で受注者を決める考えだ。
道北の求人情報
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
1級土木技術者
300,000円〜400,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
2級土木技術者
250,000円〜330,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(1級資格保持者)
300,000円〜380,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(2級資格保持者)
240,000円〜330,000円
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
大沼左官工業 株式会社
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
変形労働時間制
左官工
168,000円〜306,600円
名寄新聞を購読希望の方は
名寄新聞 購読料のご案内通信員募集のお知らせ道北ネット ビジネスデータ トップページに戻る