馬はコミュニケーション能力養う

筆者は下川町内牧草地でドサンコを飼うため、2015年の春に亀田郡七飯町の大沼流山牧場で約1週間、馬の飼育や調教の事前研修を行った。
馬の餌やりから健康管理、馬の体をきれいに磨くブラッシング、ひづめの手入れなど世話に必要な作業を体験した。
馬の運動タイムになると、放牧地にいる馬に頭絡を付けた後、これに手綱を付け、円状の柵に囲まれて砂が敷かれている「丸馬場」まで移動し、調馬策(ちょうばさく)と呼ばれる運動を行った。
調馬策では自分が丸馬場の中心に立ち、その周囲で長い紐につないだ馬をグルグルと走らせ、声の音量やテンポの上げ下げ、手やむちを振るなどし、進む方向や走る速度の上げ下げを指示した。
初日は前進させるのがやっとだった。翌日は3段階でスピードを替えながら走らせることに成功したが、後日相手(馬)に見透かされ、反抗的な態度をとられてとまどった。対処するコツを学んで乗り切った。この経験が今、自分の愛馬の調教にも役立っている。
馬は自分の意思が伝わったとき、その通りに動いてくれる。まるでテレパシー。なかなか伝わらないと途方に暮れそうになるが、つながったと感じる瞬間はうれしいものだ。
馬は言葉の通じない相手とのコミュニケーション。怒鳴るだけでは無視されてしまうし、相手の気持ちを考え、的確に指示する必要がある。馬との関わり合いはコミュニケーション能力を養い、子どもの教育にも非常に良いと感じる。
最終日に木製柵の丈夫な丸馬場で、紐をつながずに馬を走らせるジョインアップを体験。降参するまで追い回した後、優しく受け入れると、安心して近寄って自分についてきてくれるようになる。関係修復にも役立つ。コツがつかめない中では、相当の体力を消耗するが、ついてきてくれるとうれしい。下川にこのような専用丸馬場があると楽しいと思う。(続く)

<今回は2016年1月17日付名寄新聞掲載の記事を基に再構成しました>
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