宗谷ベースボールクラブ全道優勝、来年2月に熊本大会へ 新体制で投打が噛みあう　佐藤選手が決勝で被安打2完封

中学生軟式野球チームの宗谷ベースボールクラブ（宗谷BBC）が29、30日に栗山町民球場で開かれた、北海道チャンピオンシップ協会中学部主催の2022北海道中学軟式野球Ｍ―1大会Ｕ―14ファイナルトーナメントで見事優勝。全道ナンバーワンに輝き、来年２月18、19日に熊本県で開かれる九州中学軟式野球錬成会熊本大会への出場権を獲得した。

全道大会では、道内各地の5チームがトーナメント。初戦は今秋の「IBA-boys U-14北海道大会」で準優勝した強豪の南空知ベースボール。宗谷は2点を追う7回、適時打やスクイズで同点にし、8回からは促進ルールで無死満塁から攻撃が始まるタイブレークに突入。後攻の宗谷は8回に3点勝ち越されたが、裏の攻撃でこの回先頭の4番・金田煌冬選手（幌延中2年）が左中間を破る走者一掃の2塁打で同点に。9回は互いに無得点で10回に山本遥真選手（潮見が丘中1年）が左中間に運び、6対5でサヨナラ勝ちし、決勝に駒を進めた。 函館ベースボールクラブとの決勝で宗谷は2回に安打や野選で満塁の好機を作り、内野ゴロ間の敵失で1点先取。2回にも敵失で1点を奪った。守りでは無失点に抑え、2対0で優勝。先発の佐藤宏樹選手（潮見が丘中2年）は被安打2、完封でチームを全道一に導いた。

全道優勝に主将代行の金田副主将は「打撃では、打線が繋がってチャンスで得点できるなど練習の成果が発揮された。熊本大会に向けて打撃はセンター返し、守備は連携などを意識して優勝を目指す」。好投した佐藤選手は「変化球を交えながら、良い投球できた。球速を上げ、熊本大会に臨みたい。目標は優勝」などと決意を述べた。