【名寄市・下川町】
2022年度春の叙勲が発表された。本紙管内からは、警察協力功労で名寄市西2南6、北海道警察嘱託医の坂田仁さん(71)が瑞宝双光章。消防功労で下川町西町、元下川消防団副団長の渡邊浩さん(68)が瑞宝単光章を受けることが決まり、2人の地道な努力と功績が高く評価された。
84年からボランティアで事件や事故で亡くなった変死体の検視業務に携わり、87年から警察医に指定。2001年に新設された「北海道警察検案医嘱託制度」によって検案医に。38年間にわたり、警察業務に貢献。検案医としての業務のほか、警察職員の健康管理や留置人の健康診断も行っている。
この功績がたたえられ、04年に名寄警察署長感謝状、05年に北海道警察本部長感謝状などを受けている。
検視業務を振り返り、現在は変死体などが発見されても警察の安置所で検視業務を行うため、仕事に支障がない環境を整えてもらっているとした上で、「嘱託医になった当初は夜中、日中の仕事中でも現場に行っていた」。また、遺体の損傷が激しい場合は整えることもしている」と苦労話も。
心掛けていることでは、遺体の外傷や薬物使用関係などによる死因判別だけではなく、腐乱状況などによって死亡時期の断定が難しいケースも多いため、総合的に慎重に判断しているとした。
受章の知らせを受け、「当たり前のことを継続したことを評価していただいたと思っており、感謝している。今後も元気なうちは続けたい」と話していた。
自動車工場や鉄工所などに勤務後、1979年に下川で、弟・邦男さんと自動車の整備・販売などを扱う「六合ボデー」を開業した。
下川消防団には開業を機に先輩団員から誘いを受けて、1980年4月に入団した。班長、部長、副分団長、分団長を経て、2018年4月から副団長に就き、昨年3月末に退団。41年間消防活動に尽力してきた。
印象に残った消防活動に「入団して早々に、山火事が起きた。入ったばかりで何もわからず、不安を抱えながら消防車に乗り、山の火災現場に向かった。消火機材を山の中腹まで何度も上り下りして運び、くたくたに疲れ、この先やっていけるのか、心配になった。気が付けば40年以上続けていた」と振り返る。
良かったことに「消防団に入って、通常の友だちとは違う、仲間ができた。少しでも町のためになったとしたらうれしい。これまで訓練や災害出動で、団員から大きなけが人が出ていないことを誇りに思う。これからもけがのない活動を期待している」と言う。
叙勲の知らせに「団員、消防関係者の皆さん、家族の支えがあったから、41年間消防団を続けることができました。感謝の気持ちでいっぱいです」と話す。
名寄新聞5月1日付掲載 Web掲載日5月10日
道北の求人情報
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
1級土木技術者
300,000円〜400,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
2級土木技術者
250,000円〜330,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(1級資格保持者)
300,000円〜380,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(2級資格保持者)
240,000円〜330,000円
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
大沼左官工業 株式会社
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
変形労働時間制
左官工
168,000円〜306,600円
名寄新聞を購読希望の方は
名寄新聞 購読料のご案内通信員募集のお知らせ道北ネット ビジネスデータ トップページに戻る