議長は4期目の山田典幸氏 副議長には倉澤宏氏 名寄市議会臨時会 指名推薦で決定 常任委員会や議運構成なども
【名寄】
名寄市議会の正副議長などを決める第1回市議会臨時会が、12日午前10時から市役所名寄庁舎で開かれた。改選後の初議会で、議長、副議長選挙は指名推薦で行われ、議長には山田典幸氏(市政クラブ)、副議長は倉澤宏氏(市民ネット)に決まった。
新たな議会体制は議員定数を改選前より2減した16人。会派構成は、半数を占める市政クラブ(8人)を最大に、次いで市民ネット(4人)。1人会派は、公明党と日本共産党が改選前と同じだが、今回の改選を機に市民ネットを脱会した前副議長の佐藤靖氏の「市民の声」、新人の中畠孝幸氏の「共生なよろ」が新たに加わり、合計6会派となった。
正副議長選挙については、会派構成が決まった4月27日以降、各会派の幹事長などが中心となって調整が行われ、投票ではなく指名推薦で行うことを確認。
この日の臨時会で議長には4期目の山田氏、副議長には2期目の倉澤氏が選ばれた。
議長に就任した山田氏は「責任の重さを痛感するとともに、身の引き締まる思い。職責を全うするため、誠心誠意、全力を尽くしたい」とした上で、「人口減や公共施設の老朽化、ポストコロナを見据えた地域や経済の活性化など課題は山積している。行政、議会、市民が一体となった協働のまちづくりに向け、市民目線による議論を深め、市民の幸せのために努力する。また、今選挙は無競争だったことからも、市民に信頼され、身近に感じる魅力ある議会となるよう議員の資質向上に努力する」。
2期目で副議長を務めることとなった倉澤氏は「職責を果たすため全力を尽くす。山積した課題解決に向け、市民の声を反映させることが重要であり、市民目線で議論することを誓う。無投票だったことを踏まえ、前任期以上に負託に応えるため、研さんを積みたい」と抱負を語った。
「総務文教」「市民福祉」「経済建設」の各常任委員会などの委員構成は次の通り。
◇総務文教▽委員長=東川孝義(市政クラブ)▽副委員長=高野美枝子(市民ネット)▽委員=川村幸栄(日本共産党)遠藤隆男(市政クラブ)、中畠孝幸(共生なよろ)
◇市民福祉▽委員長=高橋伸典(公明党)▽副委員長=今村芳彦(市政クラブ)▽委員=佐藤靖(市民の声)、富岡達彦(市民ネット)、谷聡(市政クラブ)
◇経済建設▽委員長=山崎真由美(市民ネット)▽副委員長=清水一夫(市政クラブ)▽委員=東千春(市政クラブ)、倉澤宏(市民ネット)、水間健詞(市政クラブ)
◇議会運営委員会▽委員長=遠藤隆男▽副委員長=高野美枝子▽委員=東川孝義、山崎真由美、清水一夫、谷聡、水間健詞
◇議会報特別委員会▽委員長=川村幸栄▽副委員長=高橋伸典▽委員=佐藤靖、富岡達彦、今村芳彦、谷聡、水間健詞
◇名寄地区衛生事務組合議員=高橋伸典、東川孝義、山崎真由美、清水一夫、富岡達彦、今村芳彦、谷聡
◇上川北部消防事務組合議員=高野美枝子、遠藤隆男、山田典幸
◇監査委員=佐藤靖
名寄新聞2023年5月13日 掲載 Web掲載日2023年5月15日
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