「私の名前は宗谷本線」 絵本作家・堀川真さんが手掛ける 20日まで市立名寄図書館で絵本原画展
【名寄】
市立名寄図書館(新田博之館長)主催の名寄の鉄道120年特別企画「私の名前は宗谷本線」絵本原画展が、20日まで同館名寄本館で開かれており、同作品の絵を手掛けた堀川真さんによる原画をはじめ、その他の絵本作品も紹介している。
特別企画は、名寄市北国博物館との連携企画として開催。
堀川さんは1964年(昭和39年)、紋別市の生まれ。現在、名寄市立大学社会保育学科教授を務めながら、絵本作家として活動している。
絵本「私の名前は宗谷本線」は、文・荒尾美知子さん、絵・堀川さん、出版・あすなろ書房で、2020年に発刊された。
沿線で暮らす人たちを結ぶ大切な宗谷本線であり、同線を走る蒸気機関車は子どもたちにとって、あこがれの乗り物だった。絵本では、長い冬を迎える前の短い秋に、子どもたちがどのように過ごしてきたか、その姿を描いている。
絵本原画展では、堀川さんが手掛けた原画6枚を展示。
表紙の蒸気機関車をはじめ、各ページの絵で、稲を乾燥させるための「はさがけ」の作業、冬を間近に控えてのまき割り、かつての暮らしの様子など、当時の生活風景を描いており、訪れる人たちを物語の世界に引き込んでいる。
その他、堀川さんが携わった作品で、絵本「もりのやきゅうちーむ ふぁいたーず」「ゆーきーこんこん」、工作紹介本「かんたん手づくり おうちでおもちゃ」、児童書「トンカチくんと、ゆかいな道具たち」など、同館で所蔵している本も紹介し、借りることもできる。
名寄新聞2023年8月3日 掲載 Web掲載日2023年8月7日
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