初の全道ベスト8達成、下川商業高校バスケ部
【下川町】
下川商業高校バスケットボール部(松尾海璃主将、部員16人)が、全国高校バスケ選手権北海道予選会「ウインターカップ」(11月11~13日に登別市などで開催)で、小規模校でありながら、長年の目標だった“ベスト8”を成し遂げた。3年生部員は「3年間で最後の全道大会にチーム全員で戦い、試合に勝てたことが嬉しい」。1、2年生も「ベスト8を励みに、これからの新チームでベストを尽くす」と意欲を見せる。
下商高バスケ部は全部員を主力とし、個々の持ち味を生かしたチームワークを強みとしている。高校からバスケを始めた部員も多く、3年生も6人のうち3人が高校から始め、部員一人一人が高校に入って、大幅に実力を伸ばしている。
全道各地で新型コロナウイルスが感染拡大する中、部員自身も大会直前で感染予防のために練習を控え、濃厚接触者も出るなど心配が絶えなかった。
加えて、予定していた伊達市の会場が、市内の鳥インフルエンザ発生で対策本部となったため、直前に登別市内に会場を変更。さらにコロナ感染拡大の影響で急きょ、無観客試合に変更となった。そんな中、全部員が無事に全道大会に出場した。
1回戦目は対戦相手の北見北斗が感染症対策を考慮して棄権し、下川商業は不戦勝。2回戦目に函館大谷を破った岩見沢東と対戦し、92対75で見事に勝利し、同校初のベスト8に残った。
翌日の決勝リーグ出場を懸けたブロック決勝に挑み、全国レベルの強豪で本大会の優勝校・白樺学園(帯広)に敗れたが、貴重な経験となった。
松尾主将は2回戦目を「相手も地区予選を勝ち抜いてきた。気持ちで負けないよう気合を入れて挑んだ。互いに点の取り合いになり、勝てない相手ではないと感じ、『この試合絶対に勝つ』との思いで、全員で声を出し合い、守りも頑張り、リバウンドも取りに行った。交代メンバーも試合をつないで頼もしい後輩も点を取ってくれた」と振り返る。
同大会が引退試合となる3年の鈴木蒼太さんは、大会直前に片手と片足を負傷したが、テーピングを施して挑んだ。「自分の最大限のプレーは難しいが、できることをしっかりやろうと思った。試合を勝つことだけでなく、プレー一つ一つで勝つことを意識し、司令塔として仲間が攻めやすい状況をつくることを心掛けた」と話す。
下川商業バスケは、田中隆生さん(宮田自動車)をはじめとする強豪メンバーがいた、2018年の新人戦と19年のウインターカップの2回、全道大会で1勝を果たした。だが2勝目の壁があり、ベスト16にとどまった。
今回の大会では、その時代の先輩に憧れて入部した3年生たちが、先輩の念願だったベスト8を成し遂げる形となった。
宮本桂コーチ、菅野俊一監督は「ベスト8のうち、6校はバスケ強豪の私立校。この中に入ることが容易ではない。1回戦目の不戦勝、組み合わせなどいろいろなことがマッチし、運も味方してくれた。ベスト8に勝ち上がって、2日目も試合することが初めてのことで、全然景色が違った。そこにチャレンジできたことが3年生にとっても良い経験になったと思う」。
「3年生は3年間途中で脱落することなく頑張り、全道大会でも活躍する選手に成長した。『継続は力』と教えてくれた。1、2年生は再びベスト8のステージに行けるよう、一つ一つ経験を重ねてほしい。1年生は初心者が多いが伸びしろもある」と激励する。
下商高バスケ部メンバー(出身中学)は次の通り。3年=黒澤雄大(名寄)、鈴木蒼太(士別南)、佐藤海希(下川)、大霜翔夢(風連)、松尾海璃(名寄東)、塩田照晟(風連) 2年=山口獅威真(下川)、山田柊(名寄東) 1年=板野颯(名寄)、末永元気(名寄)、佐藤聖斗(下川)、藤原煌(下川)、佐藤虹斗(下川) マネジャー=影山朱音(3年)、塚本梨央(2年)、津志田詩(同)
名寄新聞2022年12月8日 掲載 Web掲載日2022年12月12日
道北の求人情報
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
1級土木技術者
300,000円〜400,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
2級土木技術者
250,000円〜330,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(1級資格保持者)
300,000円〜380,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(2級資格保持者)
240,000円〜330,000円
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
大沼左官工業 株式会社
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
変形労働時間制
左官工
168,000円〜306,600円
名寄新聞を購読希望の方は
名寄新聞 購読料のご案内通信員募集のお知らせ道北ネット ビジネスデータ トップページに戻る