宗谷ＢＢＣが全国大会へ　北海道予選で準優勝　サヨナラの劇的勝利も

宗谷ベースボールクラブが6、7日に札幌市で開かれた第13回全日本少年軟式野球クラブチーム選抜大会兼第34回瀬戸内少年軟式野球広島県交流大会北海道予選トーナメントに出場して準優勝。8月26、27日に広島県福山市で開かれる交流大会（全国）への出場権を掴んだ。

全道各地から12チームが出場し、トーナメントで争った。昨年に優勝していた宗谷ＢＢＣは２回戦から登場。1回戦を勝ち上がった名寄ＢＢＣと対戦。1対1のまま、無死満塁から攻撃が始まる促進ルールの延長8回に突入。この回、先攻の名寄を最少失点で抑え、その裏の先頭打者の澤井吏凛君（潮見中3年）が右中間を破る2塁打で2点奪い、3対2の逆転サヨナラ勝ちを決め、幸先よく初陣を飾った。

準決勝の留萌ＢＢＣ戦では、3回までに4点を奪い優位に立ち、梅田舷生君（拓心中3年）、髙橋皇賀君（稚内中2年）の投手リレーで7回ノーヒットノーランを達成し、4対0で勝利した。

連覇まであと1勝に迫った決勝で南空知ＢＢＣと対戦。初回、3回、7回に得点圏に走者を進めていたが、あと1本が出ず、0対6で敗退。優勝まで1歩届かなかった。

準優勝のチームに出場権が与えられる第34回瀬戸内少年軟式野球広島県交流大会では、全国各地のチームと対戦する。宗谷ＢＢＣの選手達は、全国で結果を残そうと本番まで練習に励んでいく。

市川裕幸監督は、全道大会を振返り「初戦の名寄戦では、完璧に抑えられた場面もあったが、持ち味の元気と諦めない気持ちが出ていて逆転サヨナラ勝ちに繋げることが出来た。決勝戦で負けてはしまったが、この試合でも最後まで諦めず戦えたのは評価したい」などと選手達の努力を称え、今後の更なる成長に期待していた。

（原拓弥）