共通点で子どもが大人と出会う場に、下川で「10代スペースCoCoLABO」
【下川町】
中高生の出会い・交流と学びの場「10代スペースCoCoLABO」が、8月20日から9月末まで恵林館(町内緑町)で実験的に設けられ、延べ124人が利用。町教育委員会の地域共育コーディネーター・本間莉恵さんは「子どもと大人が互いの共通点で出会い、つながる場になった。やってみたかったことができた子どもが多かったと思う。継続的に取り組んでいける環境を整えたい」と話す。
「10代スペース」は、中高生を中心に町の子どもたちが気軽に立ち寄って会話を楽しみ、勉強に励み、刺激となる情報や地域で活動する人々と出会う場を目指し、町教委主催で設けている。
第1弾は、学校が春休み期間中の3月下旬、中心市街地の元寿フードセンターに「KOTOBUKI」と名付けて5日間設置。気軽に通える場所だということもあってか定着し始め、延べ200人が利用した。
「CoCoLABO」は第2弾。場所は木工芸センターに隣接する恵林館に移した。まちなかの中心から離れた場所で、開催期間も平日の放課後中心となったが、10代スペース常設に向け、環境を変えながら試すことで、ニーズなどを検証する狙いもあった。
8月20日から最初の1週間は、訪れてもらう機会づくりとして、絵やゲーム、演奏、木工、英会話、音楽鑑賞など体験プログラムを実施し、小中学生が参加。日頃触れる機会の少ない、3Dプリンターは人気を集めた。
ギター演奏では、弾き始めたばかりの小学生が、地元のギタリストに習う場面も。デジタル絵体験も用意された機材を使い、地元イラストレーターから、さまざまな手法を学び好評だった。
9月5日も「センパイ進路トーク」を開催。町内に住みながらリモートで働くプログラマーに話を聞き、地元高校生も参加して進路を考える機会になったようだ。
8月29日以降の平日放課後は毎週月・金曜日の合計8回、自由開放を行った。中心地から若干離れていることから、気軽に集まりづらい状況があった。来場者の多くは自転車で行き来した。
そんな中でも部活動のない月曜日は来場する中学生が多く、自由開放は延べで中学生21人、小学生4人の利用があった。
教育実習で下川に来ていた札幌市内の大学生が、放課後に中学生を誘って会場を訪れ、それがきっかけで来るようになった中学生もいたようだ。
会場には自由に過ごせる「個別スペース・ソファースペース」に加え、さまざまな遊び道具、書籍、タブレット端末、パソコン、楽器も用意。ピアノ演奏、動画鑑賞、ボードゲームなどを楽しむ様子が見られた。機材や道具などの環境を整えることで「やってみたい」と思うきっかけにもつながったようだ。
高校生は放課後を学校で過ごす生徒も多いようで、中心街から離れた会場での利用は伸びなかった。
体験プログラムなどやれることを明確に打ち出すと、小学生の利用が多くなる傾向があり「これはやりたい」と決めて訪れる小学生もいたようだ。
町教委では今後もテーマや場所を変えながら、10代スペースの可能性を探る。児童生徒が学校で行う探究活動を、地域の中で継続しながら深めていける場にも、結び付けたい考えだ。
名寄新聞2022年11月7日付掲載 Web掲載日2022年11月14日
道北の求人情報
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
1級土木技術者
300,000円〜400,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
2級土木技術者
250,000円〜330,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(1級資格保持者)
300,000円〜380,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(2級資格保持者)
240,000円〜330,000円
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
大沼左官工業 株式会社
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
変形労働時間制
左官工
168,000円〜306,600円
名寄新聞を購読希望の方は
名寄新聞 購読料のご案内通信員募集のお知らせ道北ネット ビジネスデータ トップページに戻る