選手574人が熱戦 第20回北海道名寄地方剣道大会 ４年ぶり、日ごろの練習成果競う
【名寄】
名寄地方剣道連盟（西尾是人会長）主催の第20回北海道名寄地方剣道大会が、6月25日午前9時からスポーツセンターで開かれ、白熱した試合を繰り広げた。
青少年の健全育成などを目的とした大会で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2019年以来、4年ぶりの開催。
旭川、名寄、稚内といった道北を中心に、札幌、函館、帯広など道内各地から、団体戦104チーム、個人戦279人の選手574人が出場。大会役員、指導者や保護者などを加えると来場者は1千人を超える規模。
試合は個人戦（小学生、中学生）、団体戦（小学生、中学生、一般女子）で日ごろの練習成果を競った。
開会式で、大会長の西尾会長が「出場者の皆さんのこれからにつながる大会となることを願っている」と挨拶。名誉大会長の加藤剛士市長が選手の来名を歓迎するとともに、健闘を期待。出場選手を代表し、名寄剣道連盟所属の佐々木愛来さん（名寄東中3年）が、力強く選手宣誓を行った。
試合は、一部を除き一発勝負のトーナメント戦で優勝を争った。
選手たちは気合の入った声を上げ、相手の動きを見極めながら力のこもった面や胴を決めて一本を取るなど、日ごろの練習成果を力いっぱい発揮。戦況を見守る保護者や仲間からは声援が飛び交うなど、会場は熱気に包まれていた。
成績は次の通り。
◇団体戦 ▽小学生低学年の部 ①比布A②永山西剣道クラブ③苫前、旭川春光道場A ▽小学生高学年の部 ①旭川剣風会②名寄地方A③旭川春光道場、千歳剣道スポーツ少年団明徳館 ▽中学生男子の部 ①新十津川尚武会②東光道場A③旭川剣神会、鷹栖剣道少年団 ▽中学生女子の部 ①新十津川尚武会A②愛別・東川③名寄地方、北星剣道場「混成」 ▽一般女子の部 ①高志塾②札幌新川錬磨会A③猿払・比布・稚内、幌加内 ◇個人戦 ▽小学生1・2年生の部 ①武田旲樹（東光道場）②大井紅果（名寄剣道連盟）③古川咲希（稚内白樺道場）、東方斗和（同） ▽小学生3・4年生男子の部 ①古川征宗（稚内白樺道場）②杉本悠晟（猿払剣道スポーツ少年団）③有馬陽希（東光道場）、工藤圭悟（稚内白樺道場） ▽小学生3・4年生女子の部 ①中野紗和（比布剣道連盟）②畠山凛花（同）③富田心和（帯広総合体育館剣道少年部）、河上葵（旭川剣神会） ▽小学生5・6年生男子の部 ①小島丈（函館柳雪館大野道場）②吉田彪雅（永山西剣道クラブ）③石川煌朔（旭川春光道場）、畠山渚士（同） ▽小学生5・6年生女子の部 ①浦辻純白（興部剣道連盟）②上田葵（永山西剣道クラブ）③佐藤友愛（猿払剣道スポーツ少年団）、夏井みいな（比布剣道連盟） ▽中学生男子の部 ①山崎海翔（東光道場）②水口鼓士郎（端野剣道連盟）③小林亮介（新十津川尚武会）、村上煌心（鷹栖剣道少年団） ▽中学生女子の部 ①小林愛依（新十津川尚武会）②髙橋一絆（同）③廣田眞侑（斜里無心道場）、佐々木愛来（名寄剣道連盟）
名寄新聞2023年6月27日 掲載 Web掲載日2023年7月3日
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