最後の赤ふんみこし大盛況 しもかわ うどん祭り 多彩なうどんで大食い対決も
【下川】
第20回しもかわうどん祭りが、26、27の両日、にぎわいの広場(町内共栄町)で開かれた。同実行委員会(石谷英人実行委員長)主催。地元下川をはじめ、道内外の有名店うどんが並び、麺を食べ比べようと列ができた。最後を迎えた赤ふんみこしでは、会場を埋め尽くす多くの来場者でにぎわいを見せた。
会場には下川の手延べうどんに加え、愛知県・きしめん、東京都・村山かてうどん、北海道・純雪うどん、三重県・伊勢うどんなど11店のうどんが並んだ。うどん以外の料理やデザートも一緒に味わおうと、他の出店も人気を集めた。
初日を締めくくるステージイベント「ふるさとどんちゃん」では、下川名物のうどんとアイスキャンドルをモチーフにした「子どもみこし」が、地元の野球少年団員14人に担がれ巡行。引き続き恒例の「赤ふんみこし」が登場した。
赤ふんみこしは1982年に町農協青年部で始め、町商工会青年部が中心となり継続。担ぎ手不足から今回で最後となった。
太鼓の音とともに、赤色のふんどしを着た男性32人が、男根のようなみこしを担ぎ入場した。たいまつでかがり火をともし、乗り手の女性を迎え入れた後、会場を巡行。来場者に水の入ったバケツが配られ、みこしや担ぎ手に威勢よく清めの水を浴びせた。会場が一体となって盛り上がりを見せた。
三津橋英実町商工会長は開始の挨拶で「担ぐのは24回目、最後となる。楽しもう」。実行委・ふるさとどんちゃん部長の濁沼英正さんは締めくくりの挨拶で「最後を多くの皆さんと盛り上がることができ最高の気分」と述べ、会場全員で三本締めを行った。
2日目は恒例のうどん早食い競争に加え、札幌市出身の大食いタレント・アンジェラ佐藤さんをゲストに「うどん大食い対決」。アンジェラ佐藤さん1人に対し、3人一組の2チームが挑んだ。
各組に用意されたのは会場に出店のうどん料理10品と他1品、合計5kg相当。これを制限時間15分で食べるが、進行役が出された料理の特徴も紹介し、来場者が出店うどんや地元産品を知る機会にしていた。アンジェラさんも一品一品おいしそうに味わい、11品全て完食。挑戦者2組は6品完食で時間切れとなった。
他に「手延べうどん(乾麺)つかみどり」など多彩な企画で盛り上がった。
名寄新聞 2023年8月29日掲載 Web掲載日 2023年9月1日
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