ハインリッヒの法則
1月13日、羊蹄山で外国人1名がバックカントリー中に雪崩に巻き込まれ死亡した事故があり、1月29日にも長野県小谷村で2名の方が雪崩で命を落としている。
今年に入り、このような悲しいニュースを目にすることが多くなってきた。
私もバックカントリーや冬山登山が好きなので、とても他人事とは思えない。むしろ「明日は我が身」とも思ってしまう。
皆さん「ハインリッヒの法則」はご存知でしょうか?
様々な場面で使われるので聞いたことがある方は多いかもしれませんね。
ハインリッヒの法則とは、1920年代にアメリカのハーバード・ウィリアム・ハインリッヒが提唱した重大事故に関する法則のことで
「1件の重大事故の裏には29件の軽微な事故と300件の怪我に至らない事故がある」
というものです。
個人的な見解になってしまいますが、もしかすると冒頭での雪崩事故には、重大事故である”1”へ繋がってしまう要素が含まれていたのかもしれません。
例えば「事故の数日前は暖気で山にも雨が降っていた」 その後「急激に気温が低下し山の斜面が氷の屋根と化した」「その上に大雪が降った」
などなど、起きてしまったことを掘り起こすのではなく、起きる前にできる対策を探ることが事故から身を守る最大の安全策なのかもしれませんね。
バックカントリー好きには最高の季節ですが、くれぐれも安全を心掛け、楽しいシーズンにしましょうね!!
Web掲載日2023年2月3日
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