【美深町】
美深神社例大祭が、2日から4日まで同神社と市街地で開かれた。3日の「みこし神幸」は3年ぶりに行われ、みこしが市街地を巡って祭りムードを盛り上げるとともに、町民たちがさまざまな思いを込めて祈りをささげた。美深神社(荻原栄一郎宮司)、大祭委員会(宮原宏明委員長)が主催。美深神社は1903年(明治36年)に創祀(そうし)され、例大祭は今年で74回目を迎えた。2日午後7時からの宵宮祭で幕開けし、3日は午前8時から例大祭、午前9時から「みこし神幸」、4日午前11時から後日祭の日程で開かれた。「みこし神幸」は、コロナ禍で2020年と昨年は中止され、今年が3年ぶりの実施となったが、コロナ感染拡大防止対策を徹底するため、みこしはトラックに据えて巡行する形とした。厳粛な空気で例大祭が執り行われた後、みこしが神社を出発するとともに、参道には「五穀豊穣」「交通安全」などと記されたのぼりが並んだ。南改善センター、第1コミュニティセンター、交通ターミナル(美深駅)、山崎組、緑町駐車場、カリヨン駐車場、園部商会スタンドの市街地7カ所の駐輦(ちゅうれん)所を巡り、祭りムードを盛り上げた。それぞれの駐輦所では、多くの町民たちがみこしを出迎えながら参拝した。荻原宮司が祝詞を上げ、町民たちが玉串をささげながら「五穀豊穣」「商工繁栄」「町内平安」「交通安全」に加え、いまだ続いているコロナ禍の終息に向けて「疫病退散」を祈願するなど、それぞれの思いや願いを込めながら、さまざまな祈りをささげた。
名寄新聞9月4日付掲載 Web掲載日9月12日
道北の求人情報
道北ネットとは道北ネットサービス利用規約お問合せ
名寄新聞を購読希望の方は
名寄新聞 購読料のご案内通信員募集のお知らせ道北ネット ビジネスデータ トップページに戻る