幌延中生12人が次々と質問　こども議会で故郷のことを考え　野々村町長らが丁寧に答弁

【幌延町】

幌延町議会ではこのほど、議場でこども議会を開催。出席した幌延中生徒12人がジェンダーに関することをはじめ、幌延町のPR方法、町民が集う拠点づくり、トナカイ観光牧場などについて生徒目線から質問し、野々村仁町長、青木順一教育長が分かりやすく答弁した。

開会に際し、高橋秀之議長が「この議場は幌延町の予算や大事な条例など町にとって大切な事柄を決める場所。本日は皆さんが主役。これをきっかけに、議会と役場の仕事に興味を持って頂けたら嬉しい」などと挨拶。

一般質問は生徒1人1人が演壇に立ち野々村町長や青木教育長に質問。トップの相澤翔夢君の幌延町での男女平等などに関する取組みとして町民へのジェンダーに関する意識調査をしたうえで、セミナーや学習会を行っていくべきではと質問。野々村町長は「おそらく現状では、男女格差の是正というのはほとんどの人が十分理解していると思う。かつて男性の職場のイメージがあった建設現場で活躍する女性の姿など、すでにジェンダーレスは社会に浸透してきており、国や関係機関、民間企業は男女ともに自分に合った仕事や社会活動ができるような制度は整いつつあると思っている」と。